まだ私が、名門コースでキャディをしていた頃の話ですが、2月の寒風が吹く時期に研修生と2人で廻る話をして、許可を得ました。その日は組数も少なくて、のんびりしていました。
私達がカートにバッグを積んでいたら、メンバーさんが2人、飛び込みで来ました。
キャディがいないのです。マスターは、私達と一緒に廻す事を考えました。
私は、数回キャディをしているし、2人ともシングルだし、ゴルフ場のタイトルホルダーですから、文句有りませんでした。
メンバーさん達も、私と研修生なら、相手に不足はないからと快諾してくれました。
キャディフィが無い分安くなりますから、食事はメンバーさんの奢りで廻る事でスタートしました。
私も研修生もスタートホールは、ドライバーを持たないで、2アイアンを持っていました。
メンバーさん達はドライバーでしたが、ティーを低くして打ちました。
それでも、私と研修生は、それを軽くキャリーオーバーしました。
それくらい、アゲインがきつい日でした。
若い奴らには敵わないな。最初は余裕綽々でしたが、3ホール終わったら、そんな余裕が無くなっていました。
谷越えのショートで最初の珍プレイが起こりました。ニアピンを賭けていましたが、私と研修生はアゲインだから低い球で乗せるのが精一杯でした。
メンバーさん達は、いつものように高い球を打ちました。
いつもなら、それが正解ですが、アゲインはそれを許しませんでした。
何と、風で戻されてティーグランドの後ろに転がり、OBです。
谷から吹き上げるアゲインが、ここまで強い日は希です。
風速は、20メートル近くあったかもしれません。
もう1人のメンバーは、低い球を打ちましたが、谷越えをギリギリでしました。やはり、アゲインを意識し過ぎましたね。
午前中のアクシデントはこれだけでした。
OBを打ったメンバーを除いて、30台で廻って来ました。
それでも緊張感のあるゴルフをしたから、メンバーさん達は慶んでいました。
午後になると、風は収まって来ました。
パープレイで4人とも、四番ホールまで終了して、五番は二段グリーンとアリソンバンカーがある、名物ホールです。
ここは、過去に幾多のドラマを生んでいます。
4人とも、それを知っているから緊張感がありました。
ここで珍プレイが起きました。
私と研修生とメンバーの1人はグリーンに乗せましたが、近いところではありません。
いつものスイングすれば、この人がニアピンかな?
私はそう思っていましたが、力んだのかトップして、アリソンバンカーの顎の真下に、しかも目玉になってしまいました。
しまった、欲が出てミスした。
今日は、ショートがついていないな。
そう言いながら、サンドウェッジを持ってバンカーに行きました。
私は、ピンの方向だけ教えて、横から見ていました。アウトサイドインにカットして打った球は真上に上がりましたが弱かったので、クラブに当たりました。
更にまた上に上がり、二度打ちならぬ三度打ちをしました。
結局、このホールを7で上がりました。
フィニッシュが綺麗だから起きた珍プレイでした。
最後は最終ホールで起きました。
コースの右側に鹿がいる事は知っていました。
でも、動かないしめったに人間を襲う事はありません。
しかし、運が悪い時には、不思議と何かしら仕出かすもんですね。
先程のシングルさんが打った球が、鹿の顔面を直撃しました。
鹿は逃げましたが、血塗れの球でした。
しかも傷がありました。
でも、ボールは替える事は出来ません。
グリーンまで、残り150ヤードを7番アイアンで打ちましたが、血で滑ったのかプッシュアウトしてOBでした。
アイアンには、血痕も残っていましたが、先の方で打った跡があるから、ミスショットでした。
しかし、1ラウンドで三回も珍プレイをシングルさんがやってくれるとは思いませんでした。
私は、78で廻って来ました。
私達がカートにバッグを積んでいたら、メンバーさんが2人、飛び込みで来ました。
キャディがいないのです。マスターは、私達と一緒に廻す事を考えました。
私は、数回キャディをしているし、2人ともシングルだし、ゴルフ場のタイトルホルダーですから、文句有りませんでした。
メンバーさん達も、私と研修生なら、相手に不足はないからと快諾してくれました。
キャディフィが無い分安くなりますから、食事はメンバーさんの奢りで廻る事でスタートしました。
私も研修生もスタートホールは、ドライバーを持たないで、2アイアンを持っていました。
メンバーさん達はドライバーでしたが、ティーを低くして打ちました。
それでも、私と研修生は、それを軽くキャリーオーバーしました。
それくらい、アゲインがきつい日でした。
若い奴らには敵わないな。最初は余裕綽々でしたが、3ホール終わったら、そんな余裕が無くなっていました。
谷越えのショートで最初の珍プレイが起こりました。ニアピンを賭けていましたが、私と研修生はアゲインだから低い球で乗せるのが精一杯でした。
メンバーさん達は、いつものように高い球を打ちました。
いつもなら、それが正解ですが、アゲインはそれを許しませんでした。
何と、風で戻されてティーグランドの後ろに転がり、OBです。
谷から吹き上げるアゲインが、ここまで強い日は希です。
風速は、20メートル近くあったかもしれません。
もう1人のメンバーは、低い球を打ちましたが、谷越えをギリギリでしました。やはり、アゲインを意識し過ぎましたね。
午前中のアクシデントはこれだけでした。
OBを打ったメンバーを除いて、30台で廻って来ました。
それでも緊張感のあるゴルフをしたから、メンバーさん達は慶んでいました。
午後になると、風は収まって来ました。
パープレイで4人とも、四番ホールまで終了して、五番は二段グリーンとアリソンバンカーがある、名物ホールです。
ここは、過去に幾多のドラマを生んでいます。
4人とも、それを知っているから緊張感がありました。
ここで珍プレイが起きました。
私と研修生とメンバーの1人はグリーンに乗せましたが、近いところではありません。
いつものスイングすれば、この人がニアピンかな?
私はそう思っていましたが、力んだのかトップして、アリソンバンカーの顎の真下に、しかも目玉になってしまいました。
しまった、欲が出てミスした。
今日は、ショートがついていないな。
そう言いながら、サンドウェッジを持ってバンカーに行きました。
私は、ピンの方向だけ教えて、横から見ていました。アウトサイドインにカットして打った球は真上に上がりましたが弱かったので、クラブに当たりました。
更にまた上に上がり、二度打ちならぬ三度打ちをしました。
結局、このホールを7で上がりました。
フィニッシュが綺麗だから起きた珍プレイでした。
最後は最終ホールで起きました。
コースの右側に鹿がいる事は知っていました。
でも、動かないしめったに人間を襲う事はありません。
しかし、運が悪い時には、不思議と何かしら仕出かすもんですね。
先程のシングルさんが打った球が、鹿の顔面を直撃しました。
鹿は逃げましたが、血塗れの球でした。
しかも傷がありました。
でも、ボールは替える事は出来ません。
グリーンまで、残り150ヤードを7番アイアンで打ちましたが、血で滑ったのかプッシュアウトしてOBでした。
アイアンには、血痕も残っていましたが、先の方で打った跡があるから、ミスショットでした。
しかし、1ラウンドで三回も珍プレイをシングルさんがやってくれるとは思いませんでした。
私は、78で廻って来ました。