いろいろな行事の間、私はほとんど、昌昭さんのお母様の隣にいました。
嫁としての心構えをいろいろ教えてもらいました。
さらに、昌昭さんが語らない幼少期の話も聞かせてもらいました。
親戚付き合いの事も教わりました。
初七日は、葬式の後に引き続いて行われましたから、行事は、次は四十九日になります。
5日ほど昌昭さんの家に居ました。
2人で近くの共同浴場に行きました。
建物は変わりましたが、昔は井上靖さんも通っていた風呂場だそうです。
今は地元民しか入れないようになっています。
私は、昌昭さんの嫁待遇で入りました。
通夜や葬式で顔合わせした人達と一緒になりました。皆、素朴な田舎人と言った感じでした。
その後、家族揃っての食事でした。
昌昭さんのお姉さん夫婦は子供が三人いました。
皆、身長が高い子供達でした。
昌昭と有記さんの結納は年内は無理だけど、来年はしたいね。
来年は喪中だから、結婚式は無理だけど、再来年にはしたいね。
お母様はそう言ってました。
食事は、精進落としで豪華でした。
その夜は、流石に疲れていたからキスだけで眠りました。
翌日は、東伊豆の政宗さんの家に招待されて行きます。
派手好きな政宗さんが、何かしら企んでいるから用心して行くか。
昌昭さんはそう言っていました。