ゴルフは、最初はマッチプレーでした。
だから、ストロークプレーよりも歴史があります。
マッチプレーでは出場選手が少ないから、ストロークプレーになりました。
だから、コースによっては、クラブチャンピオンをマッチプレーでやるコースもあります。
私が、数多くのラウンドで、一番ゴルフの怖さを感じたのは、マッチプレー選手権の準決勝戦で、2人のお客様に着いた時ですね。
どちらも、ローシングルプレイヤーで、実力者同士でした。
事実上の決勝戦とも言われました。
1人のお客様とは、その前にキャディに着いていました。
その時は、友人達とラウンドしていました。
その時に、風向きの話をしました。
ここは、見た目の逆に曲がります。
しかし、お客様は信じませんでした。
ちょうど、このシングルさんのクラブが私のキャラウェイでシャフトもフジクラのスティッフシャフトでしたから、ちょっと借ります。
そう言って、カートからツアースペシャルのメタルスピンのボールを出しました。
打ち降ろしを入れて、160ヤードを五番アイアンで左に打ちました。
見事に風に乗ってピン側に落ちました。
君もやるねぇ。
君の内側に入れるかな?
入らなかったらチップあげるよ。
結局、私はピン横15センチでしたから、お客様からチップを貰いました。
その時に、マッチプレーの話になりました。
裏技は何か無い?
そう言われたから、師匠から聞いた、幻のテクニックの話をしました。
マッチプレーの試合は、パターを打たせない事もあります。
俗に、オッケーと言いますが、正確には、GIVE YOU GOODです。
それを先に8ホールやってパターをさせないで、リズムを崩して、勝った話をしました。
それをマッチプレー選手権の準決勝戦で本当にやりました。
27Hマッチで、最初の9ホール、ずっと打たせないでリズムを崩して、結局6ホール残して勝ちました。
私は、内心ドキドキしながらキャディをしていましたが、勝ったプレイヤーは勝った後、私にウィンクして帰って行きました。
まさか、本当にやるとは思わなかったです。