本当の純愛物語

前からのアメンバーさんや読者さんなら、私が、愛と死を見つめて に影響されている事をご存知ですね。この小説は、有名で、映画化もドラマ化もされていますが、一番見たかった吉永小百合バージョンの映画のDVDはなかったから、テレビ朝日で放映されたドラマのDVDを見ました。
原作の三部作を読んでいる私には、加筆し過ぎです。この物語の主人公の女性の病気は、顔面骨肉腫でした。
当時の医学では、治療出来なくても、現代の医学では治る病気です。
ただ、この物語の主人公の演技力が広末では物足りないですね。
実際の主人公の女性の写真を見たら、広末以上に清楚な女性です。
しかも、聡明な文章を書く女性です。
マコとミコの物語は、現代では有り得ない純粋さを持っています。
死を覚悟した女性と、それを受け入れたくない男性。この物語で、私が感動したのは、女性が初体験を望んでも男性が拒んだ事です。やって、寿命が縮まるリスクを避けたからです。
私なら、拒まないです。
キスまではしても、それ以上の行為をしなかったカップル。
初めてこの本を読んだのが二十歳の時でした。
この時は、マコの根性無しと思ったけど、今は違います。
エッチの一時の快楽よりも一秒でも長く生きて欲しかった。
愛する人と同じ時間を過ごしたい。
そう思えるようになりました。
物語は、不幸な結果でしたが、その事を記録に残したから感動を私達に与えてくれました。
星の数ほどカップルがいますが、これほど絆で結ばれたカップルはいないでしょうね。
このドラマのエンディングで、ドリカムの愛と死を見つめては、原曲よりも心に染みました。