キャディ時代の回想 13

楽なお客様もいれば、キツいお客様もいます。
皆が嫌がる客に着いた事もあります。
我が儘で、スコアを誤魔化す客が一番嫌われます。
キャディカートからスペアボールを盗む奴ですから、最初から良い球は積まないでキャディに出ました。
プライベートなら、多少は目を瞑りますが、月例ならPGAルールを守らせます。 Aクラスキャディの証の金色のタスキを着けて出るからには、ペナルティーを全部取りました。
過小申告は失格ですよ。
最後に言いました。
私を睨み付けましたが、逆にルールとマナーとエチケットが守れないなら、リゾートコースなり、ショートコースへ行って下さい。
このコースは、チャンピオンシップコースです。
メンバーにもそれなりの事をして貰わなければ困ります。
今回は、この客に灸を据える為に、マスターは私をキャディにして、同伴プレイヤーも、キャプテンとエチケット委員長でした。
その2人が私に同調してくれました。
しかも、エチケット委員長は、この客が嫌いだから追い詰めました。
過小申告を2つもやるなんて、同伴プレイヤーを侮辱していますから、エチケット委員長として次回の月例会の出場停止にしたいのですが、キャプテンはどう思いますか？
キャプテンも嫌っていましたから、出場停止になりました。
この事がきっかけで、この人はメンバーを辞めました。
多分、他のコースでラウンドしても嫌われるでしょうね。
私が着いた客は、数千人いますが、最低のプレイヤーはこの人だと断言できます。