このところ、私のブログも新しい読者さんが増えて嬉しい限りですが、私は書く幅が広いですよ。
喪われていた日記のように回想録を書いたり、キャディ時代の話を書いたり、愛犬の話を書いたりしますが、本来は歴史の話や怪談がスタート時点では多かったです。
ただ、怪談は内容によっては、化けて出るネタを一度アップしてからは、控えていました。
人間には、各々波長がありますが、霊にも波長があります。
それが、偶然シンクロすると現れて来ます。
悲しい時には、意外に近くにいる時もありますから、そういう時に、取り憑かれますよ。
私が春先に、とんでもない悪霊を見てしまったのは、まだ霊力が弱い頃でした。狩野川の畔には、数ヶ所桜の名所があります。
その中でも、美しさが一番と言われる場所で花見をしていました。
まだ、若いから無茶苦茶な事をしていた時期です。
車は、家に置いて、政宗さんや信光さんなどのメンバーと一緒でした。
この時は、夕方から酒盛りを始めました。
運転手は、信光さんですから酒は飲めません。
そんな信光さんの前で、サドヤのワインでもプレミアムを一本、一気に飲みました。
ヴィンテージで、一本十万円する高価なワインでした。
さらに、調子こいて久保田の碧寿の一升瓶を1人で飲みました。
ワインと日本酒のチャンポンは直ぐに悪酔いになりました。
一番大きな桜の樹の下で、口からリバースしてしまいました。
さらに、立ち小便までしてしまったらしいのです。
その桜の樹は、注連縄をしてある霊樹でした。
酒に酔って無礼な事をしでかした私に天罰を与えようと樹の精が私に取りついて狩野川に入ろうとした瞬間、政宗さんに殴られて止まりました。
昌昭は、取り憑かれているな。
私が政宗さんに襲いかかったのです。
目付きが変わっていたそうです。
私と政宗さんが喧嘩していると思って、信光さんと丹沢大僧正が止めに来ましたが、大僧正は私が何者かに憑依されているのを見抜いて、数珠で首筋を締め付けました。
私は倒れて動かなくなりました。
徐霊が行われて、私の中から霊が現れました。
狩野川台風で非業な死を遂げた方でした。
桜の下で眠っていたのを私に起こされ、さらに汚されたから取り付いたのでしょう。
政宗さん達が桜の樹の周りを掃除して浄めてくれました。
私は、その晩に丸坊主にされて、般若心経を百八日の業を課せられました。
もし、政宗さん達がいなかったら、狩野川に引き摺り出されて、水没死していた事でしょう。
桜を愛でても、桜を汚したり、枝を折ると災いを呼ぶかもしれません。
江戸時代、桜の下には死体ありと言われた時期があります。
明暦の大火で十万以上の人が死んだ後、死体を一ヶ所に集めて埋めて、その上に桜を植えたそうです。
東京の桜の名所のうちの一つがそうですよ。
あと、鈴ヶ森の桜は怖いですよ。
あそこは、江戸時代の処刑場です。
無実で打ち首になった霊が桜に乗り移っている樹もあります。
災害が過去にあった場所での花見は、ご用心をして下さい。