また、新聞には載らない事件になりそうです。
人拐い、神隠し。
どちらにしても、また地元の女の子が二日間行方不明でした。
地元と言っても場所は言えません。
県内の女の子とだけ書いておきましょう。
天城山には、人を寄せ付けないエリアがあります。
林野庁の人も入りたがらない魔性のエリアと言われていて、そのエリアに入ってから死体で見つかった例もあります。
そのエリアには、山菜が沢山あります。
女の子が数人で、そのエリアに入ってしまいました。本来なら、鍵をかけてありますが、その日は猟友会がその近くで鹿狩りをしていたので開いていました。
そのうち、夕方になりました。
女の子が1人だけ戻らずにいました。
猟友会の人達と偶然会いました。
こんな時間帯では、かえって二重遭難するから、お嬢ちゃん達は下山した方が良いよ。
そう言って女の子達を麓の旅館に返して猟友会が地元民に連絡して、消防団や警察官が集まりましたが、夕暮れを越えたので、翌朝8時集合を決めて下山しました。
その晩は、嵐のような大雨でした。
次の日の朝は快晴でした。消防団や警察官など、約30人くらいで山に入りました。
念のために救急車も待機していました。
女の子は、いなくなった場所から少し離れた場所で眠った状態で見つかりました。
そこは、昨日私が探した場所です。
不思議な事に、服が全く濡れていませんでした。
さらに、失語症になっていて、言葉も喋れずにいました。
よほど怖い思いをしたのか怯えていました。
私の知る限り、このような事は、戦前に一度あり、これで二度目です。
しかも、2人は血縁関係にあり、叔母と姪に当たります。
残念な事に、2人とも亡くなりましたが、奇遇な事に2人共に、去年の震災の前後に、心筋梗塞で急死しました。
最近は、矢追さんとペタをやり取りしていて思い出しました。
この話題は地元民ではタブーで、誰も口に出来ません。
私はエイリアンに誘拐されたのでは?
そう思っていても口に出来ません。
あの事には触れるな。
私にそう言って来たのは、地元の実力者でした。
しかも、上からの指示だと言っていましたから、やはり何かしら有るんでしょうね。