喪れていた日記有記編8

いよいよ明日は、昌昭さんの両親に初顔合わせです。昔会ったらしいのだけど、殆ど記憶にありません。
今回は正式な物では無くてただ単に顔繋ぎの側面があります。
まだ両家では会わないです。
昌昭さんのお祖父様の喪が明けたら物事は動き始めると昌昭さんも言ってました。
一応それなりの格好では行くつもりです。
それが済んだら、初めて2人で宿泊旅行です。
昌昭さんの車で京都へ行きます。
昌昭さんは歴史に詳しいからガイド要らずです。
ウキウキしていたら、祖父に呼ばれました。
有記、昌昭さんの家は旧家だから失礼のないようにしておいで。
これは、私から昌昭さんへの寸志だから渡してくれ。中には相応の金が入っている。
有記からのお金なら昌昭さんは受け取らないだろうが、こうした形なら受け取らない訳には行かないだろ？あくまでも明日は顔合わせだから、軽い気持ちで行って京都を楽しんでおいで。
有記のお祖父様からは、十万貰いました。
顔合わせは和やかに終わりました。
京都は本当に楽しい、思い出に残る旅行でした。
詳しくは次回、八話をお楽しみに。