困った女子高生

定期的に灯油を買いに来るお客様で、女子高生と、その筋の方の親子連れで来る方がいます。
その筋の方は、偶然利光の兄弟分でした。
利光が、私に用事があって職場に来た時に、偶然合いました。
それまでは、刺々しい態度でしたが、一変しました。それから娘を連れて灯油を買いに来るようになりました。
その娘が、女子高生ですが人相占いを学んでいて、私の顔を見るなり、オジサンのあそこは大きいし、優しい人なんだね。
ダーリンと呼んでいい？
親父さんはビックリしましたが、兄弟分の兄貴である私に強い事は言えないから苦虫を噛み潰した顔をしています。
それからは、灯油を買いに来る度に、ダーリン逢いたかった。
そう言って、腕に絡んで来ます。
それだけならまだしも、ネェダーリン、私の処女を奪ってちょうだい。
そんな事を耳基で囁く始末です。
私は、意志表示をしないでいます。
犯罪者にはなりたくないし、それ以上に父親が怖いです。