猫の思い出 11

ジュリーは、お転婆ですが負けず嫌いでもありました。
しかし、無茶苦茶な事もしました。
ある時、風呂場にムカデが出ました。
簡単に殺せるとジュリーは一匹を殺して食わえた瞬間、もう一匹のムカデに噛まれました。
ギャーと、今まで聞いた事の無い悲鳴をあげました。たまたま家にいた私が風呂場に行ったらしっぽをムカデに噛まれていました。
私は風呂場にあった掃除用のモップでムカデを退治しました。
よほど怖かったのと痛かったのもあるのか私にしがみついて暫く離れませんでした。
すぐに獣医師の所に連れて行きましたが、ジュリーにとって、天敵の1人だと思い込んでいる人です。
獣医師のところにいくといつも注射されているから、いきなり獣医師に噛みつきました。
しかし、獣医師も慣れたもので、しっかり革の手袋をしていました。
どんなに具合が悪くても敵には攻撃的になる根性は見上げた者です。