我が家にいた猫は、散歩をする時は、私の肩の上で座っています。
生涯、アスファルトを踏まないで終わりました。
我が家の入り口には、犬小屋があります。
当時いた犬が最強メンバーでした。
甲斐犬三頭と、虎やジャッキーの父親の豪の四頭がいました。
戦闘能力の高い甲斐犬は、鹿を簡単に動けなくさせます。
猪を恐れない闘争本能は、まさに戦士です。
私と父親にしか従いませんでした。
そんな犬がいるとは知らないで、私の肩から降りて、犬小屋の中に入った途端、甲斐犬のボスに威嚇されました。
猫は、余りの怖さに失禁して動けなくなりました。
犬達が殺さないうちに、私が猫を抱き上げました。
犬達は、不服そうでしたが、私に逆らうと箒で張り倒されるのがわかっているから、小屋の中に戻りました。
猫は、余程怖かったのか、暫く私の側を離れませんでした。