今回は、怖いし、長い話になります。
そういうのが苦手な方はスルーして下さい。
話の始まりは、東寺でした。
私が駐車場に車を停めて、献上品を持って入り口の券売場と御守り売場に向かって歩きだしました。
向こうから、柿色の作務衣を着た老人が歩いて来ました。
懐かしい水の薫りがするな。
貴殿は伊豆から来たのかな?
笑顔で話かけられました。私は、ナンバープレートで判断したと思っていました。
はい、豆州天城から参りました。
御坊も伊豆にいらした事はありますか?
私が訪ねると
拙僧も若い頃は伊豆の山中に籠りましたよ、では後程。
そう言って、僧は去って行きました。
私は、事務所の方に献上品のわさびを渡しました。
その時に、先程の僧の話をしました。
柿色の作務衣を着た老人?解らないです。
一の長者様は、伊豆で修行したのは知っていますが、他に誰かいたかは存じ上げません。
そう言われました。
私は、不思議に思いながら境内に入り、CMの桜や五重の塔を写真に収め、本堂と講堂で不動明王様、薬師如来様、大日如来様などをじっくり眺めて印を組んで真言を唱えてから、古い御札と御守りを交換する為に、御影堂に行きました。
ここで、御守りと御札を専用の場所にお供えして、御影堂に賽銭を入れました。先程の御守り売場で、念数珠と干支守りを買おうとして歩きだしたら、後ろから先程の柿色の作務衣を着た老人が現れました。
伊豆から来た信者よ、貴殿に、災いの相が出ている、わさびの礼じゃ、これを持っていけ。
すぐにポケットに入れておくのじゃ。
よいか、どんな事があっても車を停めてはならぬ。
邪悪な者が現れたら、貴殿が毎朝唱えている真言の二番目と最後の真言を七回づつ唱えよ、さすれば事態は修まろう。
では、去らば。
先程は、気付かなかったけど、この僧のオーラは虹色でした。
私は、不思議な気分で東寺を後にしました。
後編に続く。
そういうのが苦手な方はスルーして下さい。
話の始まりは、東寺でした。
私が駐車場に車を停めて、献上品を持って入り口の券売場と御守り売場に向かって歩きだしました。
向こうから、柿色の作務衣を着た老人が歩いて来ました。
懐かしい水の薫りがするな。
貴殿は伊豆から来たのかな?
笑顔で話かけられました。私は、ナンバープレートで判断したと思っていました。
はい、豆州天城から参りました。
御坊も伊豆にいらした事はありますか?
私が訪ねると
拙僧も若い頃は伊豆の山中に籠りましたよ、では後程。
そう言って、僧は去って行きました。
私は、事務所の方に献上品のわさびを渡しました。
その時に、先程の僧の話をしました。
柿色の作務衣を着た老人?解らないです。
一の長者様は、伊豆で修行したのは知っていますが、他に誰かいたかは存じ上げません。
そう言われました。
私は、不思議に思いながら境内に入り、CMの桜や五重の塔を写真に収め、本堂と講堂で不動明王様、薬師如来様、大日如来様などをじっくり眺めて印を組んで真言を唱えてから、古い御札と御守りを交換する為に、御影堂に行きました。
ここで、御守りと御札を専用の場所にお供えして、御影堂に賽銭を入れました。先程の御守り売場で、念数珠と干支守りを買おうとして歩きだしたら、後ろから先程の柿色の作務衣を着た老人が現れました。
伊豆から来た信者よ、貴殿に、災いの相が出ている、わさびの礼じゃ、これを持っていけ。
すぐにポケットに入れておくのじゃ。
よいか、どんな事があっても車を停めてはならぬ。
邪悪な者が現れたら、貴殿が毎朝唱えている真言の二番目と最後の真言を七回づつ唱えよ、さすれば事態は修まろう。
では、去らば。
先程は、気付かなかったけど、この僧のオーラは虹色でした。
私は、不思議な気分で東寺を後にしました。
後編に続く。