秋の怪談

一昨日は、疲れていました。
歴史好きの私も失念していた事がありました。
関ヶ原をさけて伊勢湾岸線から新名神高速にしましたが、関ヶ原以上に人が虐殺された場所があったのを忘れていました。
長島本願寺の虐殺があったのを忘れていたのです。
とあるサービスエリアでリアシートをフラットにして寝ていました。
今回は、通告料金と車中泊を考えてスズキkeiで行きました。
私はエリアの中央で寝る時と隅で寝る時があります。この晩は、空いていたけど熟睡したかったから隅で寝ました。
疲れていたから、毛布を被って寝ました。
朝の2時頃トイレに目が覚めたら、窓の外に異様な気配を感じました。
何と落武者が3人も車の外から私を見ています。
私はバックから数珠と線香を取りだしました。
灰皿をだして線香を焚いてある呪文を唱えました。
暫くすると、落武者は去って行きました。
私は数珠をポケットに入れて塩もバックから出しておきました。
私が車に戻るまでの番犬代わりです。
この塩は、特別な魔除け塩です。
不動明王の業火を浴びた塩ですから強い力を持っています。
私はトイレから戻り、寝ようとしたら、気温低下と冷たいすきま風が車内に入って来たから、予備タオルを首に巻いて寝ようとしました。
すると、窓の外に有記が立っていました。
恨めしそうな顔でこちらを見ていました。
一瞬血の気が引きました。車内には線香の匂いが充満しているし、魔除けの塩を恐れて入ってこれません。私を忘れたの？
覚えているなら出て来てよ。
口を動かさないで念を私の脳に送って来ました。
コイツも幽霊か。
そう悟った私は、不動明王の印を組み、呪文を唱えました。
目を瞑り数珠一周108回唱えました。
目を開けると消え失せていました。
ここで寝るのは無理と判断した私は、一路大津サービスエリアを目指して走りました。
大津では、伊豆で買っておいたビールを飲んで眠りました。
東寺に参詣に行ったら、知り合いの僧侶に、夕べは大変だったみたいだね。
まだ残視があるから金堂をゆっくりと、例の呪文唱えてから、お帰り下さい。
私は言われた通りにしました。
帰り道もいろいろなハプニングがありました。
それも後で書きます。