頼房は、松平信綱に案内されて家光の私室に入って行った。
この部屋に入った事があるのは、土井利勝、春日局、柳生宗矩、松平信綱、水戸頼房だけであった。
おー水戸、待っていたぞ。2人だけの時は、砕けた会話であった。
竹千代、いきなり何のようだ?
水戸、貴殿の伜は面白い。勉学も武道もしながら夜遊びもするし、いきなり大名の屋敷に立ち寄って茶を喫して帰るそうじゃな?
家光が聞くと頼房は答えました。
それらは、紀州の兄上の入れ知恵じゃよ。
大名になるまえにしか出来ない事をしておけと紀州屋敷で言われたそうじゃ。
頼房は笑いながら答えました。
紀州とも尾州とも懇意にしている光国殿は、さすがに水戸の伜じゃ。
京都にただ行くだけでは面白くない。
中宮からも言われている事だが、ご三家の誰かと五摂家の姫との縁組みを希望している。
頼房は正室を持たなかったが光国殿には、五摂家の姫を正室にもらっていただく。
京都で和子が手配してくれるはずだから、水戸は心得ていてくれ。
その後は、酒が出て昔話に花が咲いていました。
この部屋に入った事があるのは、土井利勝、春日局、柳生宗矩、松平信綱、水戸頼房だけであった。
おー水戸、待っていたぞ。2人だけの時は、砕けた会話であった。
竹千代、いきなり何のようだ?
水戸、貴殿の伜は面白い。勉学も武道もしながら夜遊びもするし、いきなり大名の屋敷に立ち寄って茶を喫して帰るそうじゃな?
家光が聞くと頼房は答えました。
それらは、紀州の兄上の入れ知恵じゃよ。
大名になるまえにしか出来ない事をしておけと紀州屋敷で言われたそうじゃ。
頼房は笑いながら答えました。
紀州とも尾州とも懇意にしている光国殿は、さすがに水戸の伜じゃ。
京都にただ行くだけでは面白くない。
中宮からも言われている事だが、ご三家の誰かと五摂家の姫との縁組みを希望している。
頼房は正室を持たなかったが光国殿には、五摂家の姫を正室にもらっていただく。
京都で和子が手配してくれるはずだから、水戸は心得ていてくれ。
その後は、酒が出て昔話に花が咲いていました。