真田幸村。
大阪夏の陣で、徳川家康にあと一歩まで迫った猛将。この闘いに参陣していた
薩摩の島津が、真田の兵は日本一なり、古今無双の働きなり。
こう絶賛した男でした。
小梅、どうじゃ、満足したか?
お、お前さん。
満足したわ。
小梅は、グッタリしていました。
お頭、異常ありません。
カラスを操る、高野小天狗と、猿を操る、猿飛佐助が現れました。
小天狗、佐助。
暫く大涌谷に湯治に参るぞ。
小梅も参るか?
一行は、大涌谷に移動しました。
一方、江戸の真田屋敷には上使として、阿倍忠秋が来ました。
真田殿、上様のお召しです。
至急登城願います。
阿部殿、共を2人連れて登城致します故に、上様に御伝え下さい。
右近、才蔵、登城するぞ。家老の鈴木右近は、剣豪として知られ、柳生宗矩の兄弟弟子である一方、忍びもできる男でもありました。霧隠才蔵は、猿飛佐助と並ぶ真田忍者の頭でしたが、大阪の陣の前に、幸村から信之に仕えるように言われ、その後は真田本家の忍び頭として働いていました。三人は、江戸城に登城しました。
真田よ、そなたの力が借りたい。
箱根の悪霊退治に、加わって欲しいのだ。
家光がいいました。
上様、悪霊退治には、銘刀が必要です。
生前、神君は数多の銘刀を拙者に見せて下さいました。
その中の鬼切を所望します。
真田殿は、そこまで神君に信頼されていましたか?
上様、真田殿の願いを叶えて下さい。
天海が口添えしました。
奇遇だな。
私の今日の帯刀は鬼切じゃ。
真田よ、これと名馬雷神を遣わす。
治明殿や信綱を助けてくれい。
全力を尽くします。
家光の前を下がると阿部忠秋が待っていました。
真田殿、将軍家の手形と路銀の千両です。
くれぐれも、お願い致します。
阿部殿、吉報をお待ち下さい。
真田信之は、小田原に急ぎました。
大阪夏の陣で、徳川家康にあと一歩まで迫った猛将。この闘いに参陣していた
薩摩の島津が、真田の兵は日本一なり、古今無双の働きなり。
こう絶賛した男でした。
小梅、どうじゃ、満足したか?
お、お前さん。
満足したわ。
小梅は、グッタリしていました。
お頭、異常ありません。
カラスを操る、高野小天狗と、猿を操る、猿飛佐助が現れました。
小天狗、佐助。
暫く大涌谷に湯治に参るぞ。
小梅も参るか?
一行は、大涌谷に移動しました。
一方、江戸の真田屋敷には上使として、阿倍忠秋が来ました。
真田殿、上様のお召しです。
至急登城願います。
阿部殿、共を2人連れて登城致します故に、上様に御伝え下さい。
右近、才蔵、登城するぞ。家老の鈴木右近は、剣豪として知られ、柳生宗矩の兄弟弟子である一方、忍びもできる男でもありました。霧隠才蔵は、猿飛佐助と並ぶ真田忍者の頭でしたが、大阪の陣の前に、幸村から信之に仕えるように言われ、その後は真田本家の忍び頭として働いていました。三人は、江戸城に登城しました。
真田よ、そなたの力が借りたい。
箱根の悪霊退治に、加わって欲しいのだ。
家光がいいました。
上様、悪霊退治には、銘刀が必要です。
生前、神君は数多の銘刀を拙者に見せて下さいました。
その中の鬼切を所望します。
真田殿は、そこまで神君に信頼されていましたか?
上様、真田殿の願いを叶えて下さい。
天海が口添えしました。
奇遇だな。
私の今日の帯刀は鬼切じゃ。
真田よ、これと名馬雷神を遣わす。
治明殿や信綱を助けてくれい。
全力を尽くします。
家光の前を下がると阿部忠秋が待っていました。
真田殿、将軍家の手形と路銀の千両です。
くれぐれも、お願い致します。
阿部殿、吉報をお待ち下さい。
真田信之は、小田原に急ぎました。