心の糸が切れた時

今日、仕事が終わってから営業で沼津の方に出かけました。
夕焼けに富士山の山頂に雪がありました。
この時、初めて助手席にいるはずの女性の存在感の無い寂しさに気付きました。営業が終わり、いつもの夜景スポットに行きました。もう夜景の美しさは、冬の美しさにひけをとりません。
もう彼女がいないんだ。
自分の妻になるはずだった最愛の女性。
自分の目の前でトラックに跳ねられた時に、私の中で時計は止まっていた。
私と彼女が一番愛した場所。
富士山と南アルプスと駿河湾が一望出来る場所。
私が彼女にプロポーズした場所でもあった。
泣けてきた。
無性に泣けてきた。
私だけ、なんで生きているんだ。
私が死んで彼女が生き返るなら、私は命を差し出す。私が1月に脳梗塞で倒れた時に、徹夜で看病してくれた彼女。
私の腕枕で眠るのが大好きだった彼女。
今まで我慢してきた哀しみが溢れました。
泣き顔は、他人に見せる物では無い。
この家訓があるから、私の泣き顔を見た人はいません私自身、号泣したのは初めてです。
愛する人は、心の中に生きているけど、思い出だけでは、淋しさが募ります。