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今はもう潰れて、ドラッグストアになったゲーセンの2階は、薄暗く、怪しい雰囲気。
1階のように小中学生の姿はありません。
大きなお兄さんばっかり。
薄暗くて、スロット?が並び奥はビリヤードのような大きな台があります。
お兄さん達が大勢でその台のまわりにたむろして、何やらコインをジャラジャラかき回しています…。
その怪しげな集団の中に…小さな小学生の我が子の背中がポツンと混じっています。
茫然自失。言葉を失って、息子の後ろから黙って立ち尽くしていました。
きっと怖い顔をしていたんでしょう(^^;;
みんなが動きをとめて、息子が振り向き、私に気づきました。
多分青ざめたんでしょうが、暗くて表情はわかりません。
お兄さんたちみんなでジャラジャラさせていたコインを全部息子が集めて、まとめてレジに持って行きカードに入れます。
そのコイン、あんたのかいな?!(^^;;
無言で心の中で叫びました。
カードは、レジの人から私が無言で受け取り店を出ました。
あんまり驚いて、口が聞けず、腹が立って声がでないので、それから3時間くらい歩きました(笑)
息子はしょぼんとして、やはり無言で、3時間、後ろからとぼとぼついて来ました^ ^
やっと気が収まって、家に戻りご飯にしました。結局息子とはその話に触れませんでしたが、息子はそのゲーセンには行かなくなった様でした。
最近、その時の話になった時に聞くと、当時ゲーセンが大好きだった息子。500円でコインを買ったら、20万円分に増えたんだそうです。当時小学4年生。友達もみんなそのコインで遊んでいたんだとか。(^^;;
バーチャルキャラクターを作り、バーチャルな自分の部屋を作るのが流行っていた時も、おこずかいをあげていないので、お金はかけられないはずなのに、息子のバーチャルの部屋はめちゃくちゃ豪華なのです。
息子は、自分に制限をかけない。やりたいことはなんでも出来ると思っていますが、お金に関することでも同じ。
息子をみていると、ある人物の経営哲学を思い出します。