
電気を使わない生活で思ったこと
わたしの人生を変えた出来事とは、3.11に起きた、東日本大震災。被災地から遠く離れた関西にいたわたしには、直接の被害はありませんでしたが、このとき、確かにわたしの中で、何かがぐるっと変わったんです。
震災から間もなく、原発が事故を起こし、周辺の地域が放射能汚染されていると聞いたとき、わたしの頭の中に、息子のユーイング肉腫のことが、フラッシュバックのように蘇ってきました。
汚染地域で育った親から、どんな子が生まれたか。その子たちが、どんな運命をたどったか…。
その日から、わたしは家中の電気という電気を、すべて断ちました。がまんできなかったんです。自分が、原発で作った電気で暮らしていることに。
TV、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、すべて処分しました。洋服もほとんど捨てました「寝袋一つで生きていこう」そう思いました。環境を汚し、次の世代の子どもたちを不幸な目に遭わせるくらいなら、豊かな生活のすべてを捨てようと思いました。
もう二度と、あんな様子は見たくない。家族のように過ごした同じ病棟の子どもたちが、次々と命を失っていく姿なんて…。 そんな思いで、いっぱいでした。
でも、すぐに気づいたんです。わたし一人が意地を張ってがんばっていても、外に出れば、あんなにコンビニがあり、夜中でも不夜城のように電気に照らされている。電気が湯水のように使われている。
…ダメだ。
家の中だけに目を向けるのではなく、社会に目を向けて、少しずつでも現状を変えていかなきゃ。
そうしてわたしは、ずっと勤めていたメーカーを辞めました。そして、いまの会社を立ち上げたんです。
水素は、すごいパワーを持っています。最初に、水素入浴剤を開発者からもらって、お風呂に入れたとき、冷え性も乾燥肌もいっぺんに解消したのを覚えています。
水素水も、初めて口にしたとき、あまりの飲みやすさに、一気に4リットルも飲んでしまいました。疲れて半開きだった目がぱっちりと開き、飲めば飲むほど、体が元気になっていくのが分かりました。
あんなに飲んでいたコーヒーも、ピタリと飲みたくなくなりました。ほとんどカフェイン中毒みたいになっていたのに。これにはものすごく驚きました。
水素のことを調べるうち、水素がNASAで放射線除去のために使われていること、活性酸素を取り除く効果が科学雑誌に載ったことなども知りました。「わたしが世の中に広めていくのは、コレだ!」そうひらめいたんです。
人の体をよみがえらせ、環境まできれいにできる可能性がある水素。これを一人でも多くの人に紹介することを、わたしのライフワークにする。そう心に決めました。
わたしは毎日、家族で水素水を飲んでいます。体調は絶好調、気持ちも絶好調。水素に出会えたことが、うれしくて仕方ありません。
水素水は、自分の子どもにも飲ませることができる、すごい水です。このすごさを、どうやったら伝えられるかな…と、いつも試行錯誤しています。
水素は、わたしの人生と、家族の健康を救ってくれました。わたし自身が、その生き証人。水素の良さを体感している人間として、そのすばらしさを、少しずつでいいから、世の中にお届けしたいと思っています。

