年末年始休暇では普段なかなか出来ない事をしたくて、本当に本を読んだ
数冊読んだ中で、言わずと知れた 『  君主論  』 に出会う
一言でいうと西洋の 『  孫子の兵法  』 ですが、なかなか面白かった

『  君主論  』  の第十八章の中で経済学のゲーム理論に 『 囚人のジレンマ 』 という問題を例として取り上げてました
これは、個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない状況の例としてよく挙げられる問題

Q : 共同で犯罪を行った(と思われる)2人が捕まった。警官たちはこの犯罪の原
    因たる証拠などをまったく掴めていない為、この現状のままでは2人の罪は
    重くても2年である。そこで警官はこの2人の囚人に自白させる為に、彼らの
    牢屋を順に訪れ、自白した場合などの司法取引について以下の条件を伝え
    た

A : ①もし、おまえらが2人とも黙秘したら、2人とも懲役1年だ
    ②だが、共犯者が黙秘していても、おまえだけが自白したらおまえだけは自
           由の身にしてやろう、ただし、共犯者の方は懲役12年だ
    ③逆に共犯者だけが自白し、おまえが黙秘したら共犯者は自由になる
           ただし、おまえの方は懲役12年だ
    ④ただし、おまえらが2人とも自白したら、2人とも懲役3年だ

なお、2人は双方に同じ条件が提示されている事を知っているものとする。また、彼らは2人は別室に隔離されていて、2人の間で強制力のある合意を形成できないとする
このとき、囚人は共犯者と協調して黙秘すべきか、それとも共犯者を裏切って自白すべきか、というのが問題である
ここでは2人で共同経営しているベンチャー企業を例に使われていた

『  君主論  』  第十八章 : 誠意と狡猾 
君主にとって、信義を守り奸策を弄せず、公明正大に生きるのがどれほど称賛されるものかは、だれもが知っている。だが、現代の経験の教えるところでは、信義などほとんど気にかけず、奸策をめぐらして、人々の頭を混乱させた君主のほうが、むしろ大きな事業(戦争)をやりとげている。しかも、けっきょくは、信義に基づく君主を、彼らのほうが圧倒していることがわかる

  ライオンと狐にたとえる
  真っ正直、しかし強いなライオン
  狡猾、しかしオオカミには勝てない狐
  信義は誠実なライオンのもの、裏切りは狡猾な狐のもの
  信義を演じ、いざという時に狡猾になれという内容

あくまで、悪人になれという事ではなく、誠実だけでは駄目だと言う事
時には・・・・・という事
あのファシズム指導者のムッソリーニの事も解説で引用されていました
第十五章~第十八章が面白かったです
興味のある人は是非・・・・