こんばんはバイバイ

島豆腐ですあしあと

 

 

貴方はジョジョ5部では誰なのか?

 

という占い?みたいなのがあったので

生年月日や、どんな人がタイプ?

というのを選んでみたら・・・

 

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な!なんか見た目怖い人出てきた滝汗

(暗殺チームのディアボロと戦ってた人?かな?)

 

しかも相性が悪い人にナランチャが!?えーんガーン

ちょっ・・・凹むゲロー

 

 

俺はお前に近づかない!!

 

 

この方のセリフ何でしょうか・・・

どこかで使えたら使いたいな、この言葉(笑)

 

 

 

 

  あしあと  あしあと  あしあと  あしあと  あしあと  あしあと

 

 

ということで、サムネ避けも載せましたので

ここからは久しぶりに「おそ松さんBL小説」

を載せたいと思います!!

 

 

*注意書き*

*おそ松さんの二次創作

*BLです!

*数字松です!

*駄文です!!

*無駄に長いです!!

 

何でも大丈夫な方だけお進みくださいm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 『子猫のようにXOXO』

 

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「一松にーさん」


「ん・・・」


十四松と二人っきりになると必ずすることがある。
俺と十四松だけの秘密の挨拶。

軽く触れる互いの唇に、特別な感情なんてなくて
ただ猫がそうするように、日常にある風景だと
少なくとも俺はそう思っていた。


だけどある日から急に、十四松はそれをしなくなった。
幼いころから大人になった今までずっと
呼吸のようにごく自然にしてきた猫の挨拶を。。


(どうして・・・・?)


「十四松」


「なぁにー?一松兄さん」


今この空間には二人だけ。
何故?の理由を聞くには丁度いい。
それなのにヘタレな俺にはその勇気なんかなくて・・


「いや・・なんでもない」


「そぉっすか?」


「猫のとこ行ってくる」


「いってらっしゃーい!」


何となく気まずくなって、理由をつけると
その空間から逃げ出してしまったのだった。



いつもの路地裏に入ると、猫たちが待ってましたと
言わんばかりに集まってきて、足元にすり寄る。
猫同士も仲良く猫の挨拶をすると缶詰を出した皿に
頭を下げるのだった。


「はぁ・・・・」


ご飯を食べる猫たちを眺めながらも
考えることは何故?どうして?の堂々巡り。


「何か嫌われるようなことしたか?俺・・・」


にゃ~


独り呟いていると、いつもの黒猫が室外機に座って
ぼんやりとしている俺の膝に飛び乗ってきた。

頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を細めて
胸にすり寄ってくる。

顎の下を撫でてやるとうんと首を伸ばす。
その口元に頬を寄せると、猫が頬にキスしてくれる。
俺の頬に口が当たった猫の気持ちは分からないけれど
こうやって猫で遊ぶことを止められずにいる。

そう思ってハッとした。

十四松もこの猫と同じで、ただ俺に勝手にそう
されていただけで、最初から嫌だったのかもしれない。

この猫の気持ちと同じように俺は十四松の
気持ちは分からないのだ。


「さすがにもう嫌になったのかもな。。。
マジでごめん・・・・」


いつの間にか膝の上で丸くなった猫の背を
撫でながら自然と謝罪の言葉がこぼれた。


それと同時に鼻の奥がツンと痛みだし
視界がぼやけてくる。


「は?なんで涙なんか。。。
こんなのは可笑しいだろう?
これじゃぁまるで俺が   」


ドキリと心臓が飛び跳ねる。


(あぁ・・・・やってしまった―――)


改めて自分の愚かさに気付くと
ふと笑いが込み上げてきた。

未だ膝の上で寝ている猫を優しく起こすと
膝から降ろして帰路についた。。。




猫の挨拶を始めたきっかけって何だったっけ?

6人揃って布団に入って目を閉じると
自分の中の記憶をたどった。


高校、中学、小学校と遡り
たどり着いたのは小学校高学年の頃。。。

無個性だった6つ子の俺たちが
ほんの少しずつ個性を見つけ始めた時期
それまでは誰が何松でも気にしなかったし
間違われても適当に受け流していたけれど

他人に違いを見つけられて、区別され
比べられるようになってから俺は少しずつ
闇に落ちるようになっていった。


そんな時、いつだったか
こっそり面倒を見ていた猫が
事故で死んだんだっけ。。。

冷たくなった猫を抱いて
公園の隅で一人泣いていた。
陽が落ちたことなんてどうでもよかった。

ひたすらに冷たくなった猫に謝っていた。


ごめんね、守れなくてごめんね、
僕が悪いんだ、ごめんね、ごめんなさい



どんなに謝っても、どんなに抱きしめても
この小さな体に温かさは戻ってこないのに。


 ― 消えたい ―


猫一匹も守り抜けない自分なんか
この世に存在しなくていい。

だってそうじゃないか
いつも5人の中の誰かに間違われて
自分の存在が元から無いみたいだ

そんな僕はここにいる必要なんて。。

価値なんてないんだ。。。。



考えだしたら感情の高ぶりを止められずに
体も心も闇に包まれた


「いちまつ!!」


急に聞きなれた声に名前を呼ばれて
弾かれたように顔を上げる。


「・・・じゅうしまつ」


酷く泣きそうな顔をした十四松が
抱きついてきて危うく押し倒されそうになった。

片手でその身体を抱きしめると
耳元でわんわん泣きじゃくる十四松に
こちらの涙も闇に落ちた考えも
その全てが停止したのだった。。



少しして、ほかの皆もやってくると
僕たちは6人で猫を埋めて手を合わせて
皆で家に帰ったんだ。


その帰り道でずっと、十四松は俺の手を
強く握ってくれていた。


家に着いて、先にみんなが家に入ると
十四松は俺に猫の挨拶のようなキスをした。


「・・・じゅうしまつ?」


「いちまつは一人じゃないから。それから、
えっとね・・・僕が一生守るから!」


満面の笑顔でそういうと、呆気に取られて
何も言えない俺の手を引っ張って
家へ入ったのだった。





ん・・・・


俺からじゃない?



・・・・ん?


「・・・ん?・・・っ!?」


夢の中で過去を思い出しながら
ぼんやりと現実に引き戻され目を開けると
何故か目の前に十四松の顔があった。


寝ぼけ眼で見ていたら、急にぱっちりと目が開いて
視線が重なって驚いた。


「おはよぉ~」


「っっ!・・あぁ。。おはよ、何してんの?」


「ん~?寝てただけだよ?」


「・・・そう。。。」


「うん」



ゆっくりと起き上がると部屋を見渡す。
いつの間にか昼近くになっていたようで
もう既にほかの兄弟たちはいなくなっていた。


「寝てたの俺だけ?。。。」


「うん、気持ちよさそうに寝てたね」


「起こしてくれてよかったのに」


そう言って十四松を見ると、何故か照れたように
頬を赤く染めていた。


「十四松?」


名を呼ぶと、ビクリと肩を跳ね上げた。
いつもの十四松らしくない行動を不思議に思っていると


「一松にーさんの寝顔が可愛くて///」


耳を疑うようなセリフに次はこちらが
ビクリと肩を跳ね上げる番だった。


「は!?///」


驚いたまま十四松を見つめていると、
照れたような顔のままでこちらは見ずに話し始めた。


「ごめんね。あのね、一松にーさん。
僕一松にーさんに話さなきゃいけないことがあるんだ」


「な、なに・・・」


変な緊張感にごくりと喉が鳴る。


「あのね、僕が一松にーさんに
猫の挨拶しなくなったのはね・・・」


「うん。。。」



「もうね、それだけじゃダメだってわかったからなんだ。。」


「どういうこと・・・」


「だからね、もうやめようって決めたんだ」


「いや、だから、どういうこと?」


十四松の言っていることが上手く理解できなくて
自分一人だけが混乱している。。


「そういうことだから、ごめんね」


十四松は自分の中だけで勝手に完結しているようで
一言謝ると、立ち上がり背を向けた。


「ごめんって、意味わからないんだけど」


「これ以上はダメなんだ。だから」


こちらは向かずにそう言い切った十四松の
袖に隠れて見えない手首を咄嗟に掴んだ。


「十四松、ごめん。今まで俺に合わせて
猫の挨拶してくれてたんだよね。。
無理させてたと思う。。。ほんとごめん」


何故か分からないが、謝罪の言葉が口をついて出る。
十四松がこれ以上ダメだと言うのなら
今までのことを謝らなければと
単純にそう思ったからだった。


「それ本気で言ってるの?」


「え・・・」


振り向いた十四松は怒っているとも
悲しんでいるとも分からない表情で
こちらを見つめる。

その目に戸惑い、十四松の問いに答えることも
ままならないでいると
掴んでいる俺の手を優しく解いた十四松は
しゃがみ込み視線を合わせてきた。


「何で一松にーさんが謝るの?
僕が勝手にしてたんだよ?猫の挨拶」


「そう。。なの?」


「だって・・・///」


そこまで言って十四松は顔を耳まで赤く染める。
そんな十四松を見てふっと頬が緩んでしまった。


「十四松、多分だけどさ、俺も十四松と
同じ気持ち・・・だと思う・・・///」


「え!?」


俺の言葉に更に目を見開く十四松が愛おしいと思った
その瞬間に体が勝手に動いていた。


「んっ!?///」


軽く触れただけの唇が離れると呆けた顔の
十四松と目が合った。


「俺たち同じ気持ちだと思う。。だから
猫の挨拶やめなくていいし、むしろずっと
してほしい・・・かも///っっ!?」


十四松が嫌じゃなければ


そう続けるつもりだった言葉が唇事奪われて
そのまま体まで後ろに倒れ、
背中が再び布団に触れた。。。。








それからまた俺たちは



「一松にーさん♡」


「んー・・・?」


ちゅっ♡



「えへへ///」


「ふひひっ///」



猫の挨拶を続けている。


ただちょっとだけ変わったのは

それが特別な意味を持ったってこと

ただそれだけのことが
俺たちには沢山の幸せをもたらした。



他の兄弟たちの反応は冷たいけれど
(クソ松だけは応援するぜ!とか何とか言ってたな)
何だかんだで皆も黙認してくれているようだ。




だから、これから先もずっと。。。。


猫のように君とXOXO♡♡






20190915
島豆腐。

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださった皆様

ありがとうございました!!笑い泣きラブラブ

 

 

 

去年から書き始めたやつですガーン

やっと終わってよかったです。。。えーん

 

 

 

それではまた~バイバイ