正しく使おう!エレクトロタップ | プロテックSTAFFブログ

正しく使おう!エレクトロタップ

プロテック 営業部ムランティーノです。

突然ですがコレ知ってますか?配線を分岐させる時に使うアレです。
そうです!皆さんご存知のエレクトロタップです。



プロテック製品にも多数使われているエレクトロタップですが、使用方法に決まりがある事知ってますか?
と~っても便利な物ですが、その使い方を間違えると減線接触不良などのトラブルにつながります。

って事で正しい知識をもって上手にエレクトロタップを使ってみましょう。

エレクトロタップは使用する配線の太さによって使い分ける事がまず第一に必要です。
一般的に多く見るエレクトロタップは赤ですが、他にも青や白、茶色も存在します。

ただ単にオシャレで色を付けているわけではありません。お恥ずかしい話、私はそう思っていました。

エレクトロタップの色別に使用可能な配線の太さは以下の通りです。

白色は、0.18~0.30sq (12V40W以下)
赤色は、0.35~0.85sq (12V80W以下)
青色は、1.25~2.0sq  (12V200W以下)


エレクトロタップ本体には使用できる配線の太さが表記してあります。


エレクトロタップは内部の金属のツメに配線が挟まれると配線の被覆が剥けて金属線が接触して通電する仕組みです。
この内部の金属の部分の寸法が配線の太さと合っていないと被覆が剥けなかったり、減線したりとトラブルになります。
赤と白とでは明らかに配線の噛み込む部分の違いがわかりますよね~。







また異なる太さの配線を分岐させる場合には使えませんのでご注意ください。
あくまでも使用可能な範囲内の太さの配線同士を分岐させる場合にのみ使用可能ですよ~。

異なる太さの配線場合は、異形サイズ用のエレクトロタップを使うか、配線同士を接触させてテーピング処理するなどの方法を取って下さい。

ネット上では間違った使い方をした結果、エレクトロタップを悪く言う記事を見かけますが、
正しい知識を持って使えばこんなに便利な物はありません。
プロテックでは取り付ける車種の配線をチェックして適切なエレクトロタップを付属させております。


それと悲しい現実ですが、何でもかんでも赤いエレクトロタップを付属させているアフターパーツメーカーがあります。
製品側の配線は赤エレクトロタップが対応していても、取り付ける車両側のハーネスが一致していなければ
通電不良でちゃんと動作しません。



他にも知っていて便利な豆知識として、エレクトロタップの分岐線側にはストッパーついてます。
そのストッパーがあるのを知らずにメインの配線を挟み込んでプライヤーでカシメようとしても、
エレクトロタップ側面のロックが掛からないと言った経験ありませんか?
分岐させる側はストッパーが付いた方に挟み込みましょう。



正しい知識で便利なエレクトロタップを使いこなしましょう!