夜、布団に入ってから連々と思い浮かぶ言葉を携帯にメモる事があります。

起きて見て意味の解るメモは殆どない。

同じ人間の脳がほんの数時間前に思いついたことなのに
なんで同じ脳が解読できないのか、、、。

不思議というより呆れる。
そんな中でやっと解読できたメモのひとつ。



インターネットの海には宇宙空間を漂う屑みたいなモノが沢山あるなぁ、と思った。

mixiには2年前に他界した友人が今もマイミクに居て
亡くなった前日の日記を最後に時間が止まってる。
ずっとログインして来なくて放置してる他のマイミクと何も変わらない。

私も作ってすぐ飽きて放置してるアカウントがあちこちにある。

有料サービスなら暫くして停止されるんだろうけど
無料サービスには生憎そんなチェック機能はないみたい。

だから彼女は他の”忙しくてログインしてこない”人と同様にネット上に存在してる。
彼女のブログのアドレスに久しぶりにアクセスしてみた。
2009年3月で止まったまま存在してた。


こんな風にもうこの世に居ない人たちの残骸は
インターネットの海にどれだけ漂ってるんだろう。


地上であればいつか土に還る日も来る。

オームの亡骸のように
天空の城を護る巨人兵のように

ここでは宇宙空間のように朽ちることなく
在りし日の姿のまま
まるで亡霊のように存在してる



それまで彼が存在してた時と変わらずアクセスできたhideサイトが
ある日、突然アクセスできなくなった時
拠り所を失った私はほんの少し呆然とした。

でも拠り所を失ったから前に進めた。

生きるって時計の針を進めること
自分の足で歩いてくこと。

それはちょっと淋しくて心躍る事。