仮作成: mp4形式の動画の音声をシフトして音ずれ現象を修正したい場合の、有力な4つの方法
前記事の続きです。
音声の頭の無音部分をカットして修正する場合。
1.音声をカットした音声ファイルをつくり、Yambで映像と音声を結合する
①audacityに音声を読み込み、頭をカットしてから、品質140などを指定して
元データよりも大きくなるようにしてAACで書き出す。(=エンコードされる)
②Yambで映像と音声を結合する。
③結果の動画の状態を調べ、映像と音声のタイミングがけっこうずれてれば、
やり直す。
audacityで頭を180ミリ秒カット、品質140で(AACに)書き出し。
Yambで映像と音声を結合。
→映像が、元データより130ミリ秒~100ミリ秒早くなる。
音声が、映像よりも1コマ早くなる。
2.Avidemux_2.7.X で動画を読み込み、元データの音声トラックを無効にしてから
置き換え先の音声データを読み込ませ、音声をエンコードする設定にした上で
音声を遅らすミリ秒を指定してから「MP4v2 Muxer」で書き出す。
AvidemuxでAACエンコード&224kbpsに加え、音声シフト -66ミリ秒で結合。
→映像は、元データより50ミリ秒~ -10ミリ秒遅くなる。
音声は、映像とほとんど同期してた。
3.AACをWAV形式に変換してから頭をカットし、それをMP3などのポータブルな
形式に変換してから、Avidemux2.7.X で音声を入れ替える。
①AACの音声データをaudacityで読み込み、WAV形式で書き出してから、
Wave Editor で読み込み、頭をカットしてからビットレートを1.5倍などに増やして
MP3形式に書き出す。
②Avidemux2.7.X で(映像、音声)を(コピー、コピー)で音声を入れ替える。
Wave Editor で頭を50ミリ秒カットし、MP3に固定256kbpsで書き出し。
Avidemux2.7.X で(映像、音声)を(コピー、コピー)で音声を入れ替え。
→映像は、元データより15ミリ秒くらい遅くなる。
音声は、映像とほとんど同期してた。
4.AACの無劣化なカット・コピーが出来るソフトを使って、頭をカットしたAACを
作り、Avidemux2.7.X で(映像、音声)を(コピー、コピー)で音声を入れ替える。
mp3DirectCut_2.23 を使って、AACの頭を46ミリ秒カット。
Avidemux2.7.X で(映像、音声)を(コピー、コピー)で音声を入れ替え。
→映像は、元データより10ミリ秒以内で早かった。
音声は、映像とほとんど同期してた。
音声の出来は、
4 ヤヤ> 3、2 > 1 の感じ。 波形で見たら、432の差は小さめで微妙だ!
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補足。 mp3DirectCut の使い方がよく分からない。 カットは出来たけれど。(苦笑;)
バージョン2.25になると、範囲指定欄に直接入力できなくなるらしいので、
2.23を使いました。
mp3DirectCut のバージョン2.16から、「AAC」をサポートしているらしい。
※※44.1KHzの場合、編集できる最小単位が23ミリ秒みたいだね。