2017ウィンブルドン決勝 相手のタイミング・リズム・打点を崩して相手のミスを誘発するテニスで主導権を握ったフェデラーが、単独史上最多のウィンブルドン優勝8回目を達成!
序盤、バックのクロスの打ち合いでは、チリッチの打球が角度も速度も鋭く、
フェデラーが打ち負けてることが多かったが、その後いつの間にか、
強打の応酬がほとんどなくなり、フェデラーのペースで進んでいった第1セット。
きっかけは、フェデラーのストレートへのドロップショットだったのではないか。
あれで、フェデラーの「相手のタイミング・リズム・打点を崩すショット」が多くなり、
フツーのラリーが無くなって、チリッチにミスが目立つようになったと思った。
※19:47追記。 チリッチのドロップショットをクロスに鋭角に返し、それを
チリッチがさらに鋭角に返したのをフェデラーが超スーパーショットで
オープンコートに返したのが始まりだったのかも。(チリッチころんでた)
チリッチの誤算は、1stサーブが全然入らなかったこと。49%、これでは苦しい。
第1セットはフェデラーが2ブレイクアップしてセットを取ったけど、
まだまだ安心できない展開で、要注意だった。
※しかし、ここでご飯を炊き始め、夕食の準備をし始めたから、その後の
30分あまりは試合を観れていない。
観るのを再開したら、第3セットの序盤になってた。 第2セットが早く終わってた。
サービスキープが続き、気が抜けない展開。
だが、チリッチに大きくアウトするエラーが多くなってきた。
※左足ウラのマメが痛くて、メディカルタイムアウトを取ってたが、その影響
その後、ベストを尽くしてフェデラーに迫ったが、ブレイクポイントまで到達でき
なかった。
決勝に上がってくるまでに、厳しい闘いをしてきた結果、カラダに疲労がたまってた
のだろうと思う。
準決勝) クエリー 対 チリッチ 76(6)、46、67(3)、57 エース25本
ウィナー24+5本
準々決勝) ミュラー 対 チリッチ 63、67(6)、57、75、16 エース33本
ビッグサーバー相手に、勝つためにエースやウィナーを打ちすぎたのが左足にマメ
が出来てしまった原因かも。
フェデラー def. チリッチ 63、61、64 1時間41分
これで、男子における単独史上最多8度目のウィンブルドン優勝と、
グランドスラム単独史上最多19度目の優勝を達成した。
※参考: 女子では、ナブラチロワが史上最多9回のウィンブルドン優勝;
セレナ・ウィリアムズがオープン化以降で史上最多のGS23回優勝。
優勝が決まった後、ファミリーボックスに(優勝が決まってから誰かが連れてきた)
3歳の双子の息子さんと7歳の双子の娘さんが来てて、
その姿もかわいかったが、それを見て涙する家族思いのフェデラーの姿も
かわいらしかった。