ジョコビッチがサーブを改善した項目で、錦織も15キロUPするのでは?!
WOWOWで、「ジョコビッチの覚醒」という番組をようやく見た。
9月に放送された番組なのに、ちらっと見て、面白そうな所が無かった
ので放っておいたが、削除するかどうかチェック用に見てみたのだ。
そしたら、収穫有り!
ジョコビッチのサーブは、それまで(トロフィーポーズになる時に)
上腕と前腕の角度を90度未満の鋭角にしたかったのだけれど、
どうしても出来なかったのだそうだ。
しかし今年それを克服できたので、サーブが安定するようになったのだ。
ここに、2011全米の時の写真が4枚ある。(練習時のもの)
from 「Novak Djokovic serve - slow motion」
http://www.youtube.com/watch?v=vPUiBc2Ru2c
実は、錦織も、同じような症状が見られ、サーブで効率的なカラダの使い方が
出来ていない。
錦織の場合には、このような動きをしている。(4枚)
from 「勝者のフットワーク塾 錦織&フェデラー サーブ比較」
http://www.youtube.com/watch?v=HLzyNX7q8c4
そして、本人によると、ラケットを下から回すようなフォームだと、
「僕はこっちからやっていると、・・・・・・ここに、しっかりこう、来ないと
いけないんだけど・・・」 (写真2枚)
「ここに行くまでに、こうグラグラしちゃう」 (写真2枚)
という問題点があって、今の「ラケットを前からすぐにかつぎ上げる方法」に変えた
のだという。
from 「テニス エアケイ あしたのために 2」
http://www.youtube.com/watch?v=iHPJYZs2bwM
(8分過ぎから)
この3つのピースがKNの頭の中でつながって、錦織のサーブの改善策が
閃いた! それは、自分のサーブの改善策でもある。
念のため、サンプラスのサーブでも確認してみた。
from 「PETE SAMPRAS' *Tennis Serve* Explained | FEDERER'S
Weight Transfer On The *Tennis Serve*」
http://www.youtube.com/watch?v=WqWvMhNSf5c
(2分35秒頃から) 写真4枚 ・・・なぜか、左右反転してある
よし! これで合っている、大丈夫だ!
ポイントは、3つだ。
※これは、ラケットを下から回す方式限定かもしれない。
ラケットを下から回す方が、肩・腕に余計な力が入らないので、
結果的によりメリハリがついて、より大きな力を出せる。
(1)右腕を、120度~135度くらいの位置から、肘をほぼ先に持ち上げてから
前腕を持ち上げるイメージで、肘を曲げつつ腕とラケットを持ち上げる。
・普通のラケットを下から回すようなフォームを、約180度とする
・肘が曲がっているので、「120度~135度位」というのはイメージだ。
・ラケットを前からすぐにかつぎ上げる方法では、前腕に力を入れて
前腕で持ち上げるような感じになってしまう。そのとき、前腕と
肘が一緒に持ち上がってくるような見た目になる。
また、前腕に力を入れて背中側に倒していく感じになると思うので、
それもマイナス(=余計な力が入っている)。
(2)腕とラケットを持ち上げる時の、手のひらの向きというか親指の位置は
伏せ気味で、「親指がある程度ラケットの重みを感じる」ような感じで。
(3)トロフィーポーズになりつつある、腕・ラケットが真上に向かいつつある
少し前の地点では、上腕と前腕の角度は90度~少し鋭角を目指し、
そこから「背中の真ん中~背中の左半分側」に倒れていくイメージ。
これで、錦織が動画中で言っているような、
「ここに、やっぱりここに、しっかりこう、来ないといけないんだけど・・・」
「ここに行くまでに、こうグラグラしちゃう」→解消!
が実現できるはずだ!
→これで、サンプラス・フェデラー・ジョコビッチのトロフィーポーズ直後までの
腕の動きが解明できたことになる!
注意事項としては、ラケットを持ち上げてくるときに、手首を安定させるために
「ラケットの重み」を使わないといけないので、その分、重力が働けるように
その部分の動きをややゆっくり目に行わないといけない点だ。
そのため、トロフィーポーズになるまでに少し時間がかかるため、
トスを少し高めに上げないといけなくなる。
見てみるがいい、サンプラスもフェデラーもジョコビッチも、トスは高めだ!
これで錦織のサーブが15キロ以上速くなり、サーブが安定し、
(肩や肘などの)カラダにも無理がないのでケガから無縁で、
長時間の試合でもサーブのスピードがあまり落ちずに行けるはずだ。
頑張れ、錦織圭!