フェデラー、ファイナルセット53で40-15からジョコビッチに敗れる! | KNのブログ

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第2セットの終わり頃から観てました。

フェデラーのサーブが強力すぎる、かつ正確で、手がつけられない!
ストロークもジョコビッチと互角以上だ。

あっさりと2セットアップしてしまった。


しかし、第3セットは、少し状況が変わり、フェデラーに早めのエラーが
多くなる。第2ゲームで先にブレイクされたからなのかどうか分からないが。
このセットは63でジョコビッチが取る。

第4セットも、似たような展開。フェデラーにちょっと雑なエラーが目立ったのは、
ファイナルセットに向けての体力温存と見えた。

いよいよファイナルセット。
フェデラーから、第3・第4セットのようなエラーが突然消える!
ジョコビッチがポイントを取るのが、難しくなっている!
フェデラーからの43まで、サービスキープが続く。
第8ゲームはジョコビッチのサーブだったが、ダブルフォルトやらフォアの
ネットミスやらで、なんと0-40となってしまった!
しかし、そこから立て直せず、あっさりブレイクされてフェデラーの53となってしまう!

フェデラーのサービング・フォ・ザ・マッチ、40-15となった時は、観客の誰もが
フェデラーの決勝進出を確信したに違いない。

しかし、ジョコビッチの集中力と闘志はみなぎっていた。
そこからマッチポイントを2連続でしのぎ、デュースに戻した!
フェデラーもふんばったが、2回目のデュースのあと、ダブルフォルトで
このゲームを落とし、54のイーブンに追いつかれてしまった。

この第9ゲームで、ジョコビッチは本来の動きを取り戻したようだった。
続く第10ゲームでは、調子のいいときのジョコビッチのプレーのようだった。
キープして55の全くのイーブン。

しかし、次の第11ゲームで、フェデラーの集中力と体力が途切れる。
サーブが少しはずれるようになり、
バックハンドが甘くなっているのだ。(深くない+勢い)
そこを突いて攻めたジョコビッチが、15-40からブレイクし、とうとう決勝進出に王手をかけた。

ここからのジョコビッチは危なげがなかった。
第12ゲームをあっさりキープして、67(7)、46、63、62、75 で
4時間弱の激闘の末にフェデラーを破って、決勝に進出した!



マリー対ナダルの試合は見てないが、
これで月曜日決勝は(=日本時間では火曜日早朝)、
ジョコビッチ[1] 対 ナダル[2] の頂上対決となった。



追加。
ナダルに勝とうと思ったら、フェデラーでは勝てないと思っている。
そういう意味で、決勝に進んだのがジョコビッチで良かったと思っている。
バックに弾んできたボールの処理が甘くなるからだ。
シングルバックハンドで、ナダルのような弾んでくるボールを打つのは
タイミングを合わせるのが難しい。
それゆえ、集中力が弱くなってくると、フェデラーのバックハンドは甘くなるのだ。
その点で、ジョコビッチは逆に、クロスにもストレートにもたたけるので、
スキが無い。そして両手打ちだから、弾んでくるのも特に苦にしない!
だから、ナダルに勝とうと思ったら、ジョコビッチでないといけないのだ。