ここで言っている「脱力」とは、武術で普通に使っているところの「脱力」
なので、「余計な力を抜く」という意味です。
そうした場合、「脱力」と「リラックス」は違うのか? と問うてみると、
よく分からない! (笑)
もちろん、ニュアンスや使われる状況が違うだろう。だが、本質的な違いは
というと ・・・ よく分からない。
フェデラーは「I have a relaxing playing style」と言ったそうだが、
これは 「リラックスした・・・」 という訳でも全然問題ない。
さて、次のサイトの記事を読んで、中国武術にも
力を抜き去ることにとことんこだわる流派がある
ことを知った。
ほー、そうなのか!? である。
2007-3-21 「脱力と力との狭間の迷路」
from 太極拳ってど~よ!? さん
http://doyotaichi.seesaa.net/article/36475001.html
2009-5-27 「脱力と放鬆」
fromo 太極拳ってど~よ!?
http://doyotaichi.seesaa.net/article/120322910.html
やはり、「根本的にやり方(力の出し方)が違う」というのが、
2つの違いのようだ。
(例)つまり、身体を緩めたところから“気”や“意念”の流れに添い、
手先に向かってムチのように加速させるような打ち方をするの
ではなく(そういう打ち方もあるが)、基本的には、インパクトの
瞬間に骨格を引き締め、強い姿勢を形作って打つ。
引用元=「脱力と放鬆」
このサイトをもっと調べていたら、おいしい情報にぶち当たった!
①“張り”や“芯”を形作る力
②瞬発力を生み出す力や全身を使って協調一致させた力
の大きく2種類、こまかくは4種類くらいあるようなのだ。
(引用開始)
そして“張り”や“芯”を生かしながら相手の攻撃を、受けたり、流したり、崩したりするわけだし、瞬間的な力や全身を使った力によって、きつい一発をお見舞いしてやるわけだ。
そのとき使われる五体は、決して力を抜ききった状態ではなく、弾力のあるものだ。
(引用終了)
それらの力のおおよその区別は、こんな感じ(上記)だ。
引用元=2011-6-28 「太極拳における“力”と“使える技”」
from 太極拳ってど~よ!? さん
http://doyotaichi.seesaa.net/article/212265259.html
中国武術などで、(修行が)進んでいる人からの解説・情報はありがたい。
私も、この人と同じようなスタンスで、
『「力を抜き去ることにとことんこだわる」のではないスタンス』だ。
そう言う意味で、テニたろーさんとは少しスタンスが違う。
両方とも有り、ということで、ここでは特に優劣はつけないでおく。