宮城県の女川原発で検出された放射能は、南に120キロ離れた福島原発から放出された放射性物質の影響 | KNのブログ

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宮城県の女川原発の敷地で検出された放射能は、南に約120キロ離れた福島の原発から放出された放射性物質の影響

“女川原発の放射線でない”
  3月13日 16時56分 NHKニュース
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110313/t10014644241000.html
(引用開始)
宮城県にある東北電力女川原子力発電所の敷地境界付近で通常よりも高い値の放射線の量が計測されたことについて、東北電力は、13日午後、会見し、今回計測された放射線は、女川原発から出たものではないと判断したと説明しました。

その根拠として東北電力は、女川原発の3基の原発は、地震で安全に自動停止していて、原子炉の温度も12日未明までに「冷温停止」と呼ばれる十分に低い値に下がり、異常を示す状況は確認されていないこと、また、発電所から放射性物質が出る場合、通常、排気筒から外に放出されるが、排気筒に設置された放射線の測定器は、当時、非常に低い値を示していることなどを挙げています。そのうえで、東北電力の担当者は「福島第一原子力発電所から実際に放射性物質が放出された事実があり、風などによって女川原発まで流れてきたと考えるのが自然ではないか」と説明しました。
(引用終了)



福島第1原発3号も炉心一部溶融 水素発生、爆発の恐れ - 47NEWS(よんななニュース)
  2011/03/13 22:05 【共同通信】
  http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031301000561.html
(引用開始)
 東京電力は13日、福島第1原発3号機の原子炉の冷却機能が失われたとして、法に基づく「緊急事態」を国などに通報した。一時的に水位が低下して燃料が露出したとみられ、経済産業省の西山英彦大臣官房審議官は「燃料棒損傷は免れていない」と述べ、燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が起きているとの見方を示した。

 東京電力の清水正孝社長は同日夜、記者会見し「放射性物質の漏えいにより、広く社会に大変なご心配とご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。

 3号機は燃料の露出により水素が発生し、原子力建屋の上部にたまった恐れがあり、1号機と同様の爆発の可能性が出てきた。枝野幸男官房長官は「(炉心全体が溶け落ちる)メルトダウンの状況にはない。万一爆発しても、周辺の皆さんに影響を及ぼす状況は生じない」と強調した。

 東電は原子炉の蒸気を外部に放出して圧力を下げ、真水、さらに海水を順次注入したが、水位計が示す水位の上昇が止まったため原因を調べている。海水が入った原子炉を再び動かすのは困難で、3号機は廃炉となる可能性が高まった。

 同原発周辺では13日午前に放射線量が基準値の毎時500マイクロシーベルトを超えて上昇。午後2時前にはこれまでで最も高い1557・5マイクロシーベルトを検知したが、その後低下した。これは、40分ほど滞在すると一般人の年間被ばく線量限度を超える数値。

 東北電力によると、宮城県の女川原発の敷地で21マイクロシーベルトを検出した。南に約120キロ離れた福島の原発から放出された放射性物質の影響とみている。

 福島県は、福島第1原発の3キロ圏内から避難した19人の被ばくを新たに確認、12日の3人と合わせ22人になったと発表した。総務省消防庁によると、同原発の半径10キロ圏内で入院患者ら15人と救急車が放射性物質で汚染された。ただ、枝野官房長官は「健康に害を及ぼす被ばくが生じている可能性は低い」と述べた。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、福島第1の3号機では自動停止の後、給水装置で炉心を冷却していたが13日朝、給水が自動停止。海水に切り替えて給水を再開したものの、一時ポンプが不安定になるなどして燃料の上部が最大で3メートル弱、水面上に露出した。

 3号機ではプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電を実施している。東電は「通常燃料と異なる現象は確認されていない」としている。
(引用終了)


「この5マイクロシーベルトという値は、胸のX線の1回当たりの量の10分の1程度で、心配するような値ではないと説明しました。」
という報道があるが、これはおかしい。
24時間そこにいたら、胸のX線の1回当たりの量の2.4倍になるではないか!
   胸のX線集団検診の1回当たり:  50マイクロシーベルト
   胸部のCTスキャン1回あたり:6900マイクロシーベルト

20マイクロシーベルトで24時間居たら約500マイクロシーベルト、
2週間居たら約7000マイクロシーベルトだ。
もし、1000マイクロシーベルト/時くらいだとすると、24時間で24,000マイクロシーベルトすなわち24ミリシーベルトだ。
   急性の被曝では、500ミリシーベルトくらいから異常な症状が確認されるようだ
1カ月居たら、600を超えてしまう。
   参考:  原子力防災の手引き - 環境防災Nネットホームページ
   http://www.bousai.ne.jp/vis/shiryou/pdf/genbou_d1.pdf
   23ページ、24ページ