9の活用で瞬時に計算 | KNのブログ

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今回用意したのは2件。

まず、そろばんをやってた人ならたぶん知っている知恵から。
1.桁ズレによる計算間違いは、必ず9の倍数になる!

  どういうことかと言うと、5000円のところを、誤って500円と電卓などを
  打ってしまったら、計算結果の差は5000-500=4500なので、
  9の倍数になるという知恵だ。
  これは、1ケタのズレだけでなく何桁のズレでも9の倍数になる。
   (例)5000-50=4950=4500+450
      5000-5=4995=4500+450+45

  1ケタのズレの場合の証明は特に要らないと思うが、nケタのズレの場合には
  (証明1)
     5000・・・000 - 500 = (5000・・・000 - 500・・・000)
       + (500・・・000 - 50・・・000)+ (これを繰り返す)
       + (5000 - 500)
     ゆえに、必ず9の倍数になる。

  これが技巧的で好きになれない人には、次が直観的でいいのではないか?
  (証明2)
     数字が1の時に、何桁のズレでも9の倍数になることは誰でもすぐに
     認めてくれると思う。10000-1000=9000、10000-100=9900
     10000-10=9990、10000-1=9999

     そしたら、それを5倍とか、目的の数字の分だけ掛ければいいではないか!
     つまり、5000・・・000 - 500 = 5 × (1000・・・000 - 100)


2.19×19や29×23など、9で割った余りを使って瞬時に2ケタの掛け算を計算
    若い頃には、20までの数字の二乗は覚えていたが、
    最近は怪しくなってしまった。(笑)

    同じ10台や20台などの数字をかけ合わせるときの、ちょっとしたテクニック。

    9で割った余りを掛け合わせ、それのさらに9で割った余りをちょっと計算して
    おいて、すぐに結果を出す方法だ。

    19を9で割った余りは1、ゆえに1×1=1なので、19×19を9で割った
    余りは1。19×19は300番台だし、9×9=81なので、19×19の候補は
    3n1 (n=0または1、2、3、4、5、6、7、8、9)
    しかないが、3+n+1を9で割った余りが1になるのは、6しかない!
    ゆえに、361が計算結果というものだ。

    29×23では、9で割った余りが2と5だから、2×5=10により2つを掛けた
    結果を9で割った余りが1になる。9×3=27なので、そして計算結果は
    600台or500台だから、6n7または5n7になる。
    9で割った余りが1になるから、6n7なら667しかない、
    5n7ならば577しかない。 どっちなのか?
    残念ながら、こればかりは何らかの手段で絞り込むしかないのだ。

  えっ、何? 単純に計算した方が速いって? ・・・そうかもしれない。(笑)

ま、どちらも計算結果の検証に使えるテクニックなので、知っていて損は
ないでしょう。
ちなみに、10進法で表した数字で、全部のケタの数字(1ケタずつ)を足したものを
9で割った余りが、その数字を9で割った余りになってます。これも使えますね。