厚労省が重症を防ぐ根拠としているのはこれか? | KNのブログ

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厚労省が重症を防ぐ根拠としているデータが (・・・厚労省のHPのQ/Aのページに載っているらしい)
「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」(主任研究者:神谷齊)(平成9年度~11年度)
なのですが、その研究内容というかデータの比較のしかたが詐欺的みたいなのです。 しかも、根拠としてはこのデータしか無いようなのだ! (日本では。)
くわしくは、12/12 「インフルエンザ予防接種は重症化をふせぐか?再度おこたえします」
   from 「みるめ君の労働相談箱」さん
   http://union-milme.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4e25.html
でご覧ください。
こんなのを根拠にされたら、普通の人は怒りますよ。


KNチェック。厚労省のHPのQ/Aのページを見たのですが、見あたりませんでした。
代わりに、「行政版Q&A    (平成13年11月7日現在)」に載ってました。
        http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/tp1107-1g.html
    老人施設入所者の場合、予防接種を受けない場合を「1」とすると、
   予防接種を受けることにより、
      死亡の危険を0.2
      入院の危険を0.4~0.5
      発病の危険を0.6~0.7

   に下げることが証明されています。

ちょっと古い資料だし、こんなのが根拠にされているのか? と思ってさらに探してみると、
   「「新型インフルエンザ」入門」
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_nyumon.html
の中の「ワクチンの効果」という項目に、
    インフルエンザワクチンには、インフルエンザに感染した際に、発症を抑えた
   り、症状が重くなることや死亡することを予防する効果があるとされています。

    ただし、ワクチンを接種しても、インフルエンザにかかることもありますし、その
   効果も完全ではありません。日頃から感染予防に気をつけることも重要です。

   注:「感染」とは、インフルエンザウイルスが体内に入ることです。その後、
     ウイルスが増えると、症状が出てきます。これが「発症(発病)」です。
     感染しても症状が出ないという場合もあります。

   ワクチンについてさらに知るには
   →「新型インフルエンザワクチンQ&A」
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
   →「インフルエンザワクチン」(国立感染症研究所 公表資料)
★ここ★ http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090828-02.pdf

という記述があり、その中のPDF形式の公表資料の9ページ目に
「インフルエンザワクチンの効果」と題して同じ数字の表が載っていますから、
これを今でも根拠としているようです。(←今年の8月での判断に使った資料に載っているのですから!)

ひどいね! それに、根拠を知ろうとすると不親切だし分かりにくくなっている。