消費者庁が8日、発がん性物質に変わる恐れのある成分を含む花王の食用油「エコナ」について、特定保健用食品(特保)表示の取り消しに向けた<異例の>再審査の手続きに入ることを決めたのを受けて、花王が特保の取り下げをした。再申請する、と言っているらしい。
やったね!、福島みずほ消費者相!
このニュースは、きのう、いや数十分前のNHKのニュース(時論公論)で知ったのだが、民主党政権になった影響もあり、ちょっと甘いがちゃんと情報を伝えていた。
1.エコナは、大豆や菜の花などの成分をいったん分解したものから、
化学的に合成したものであること
→しかし、商品の表示があたかも天然のものから抽出されたような
誤解をまねく表示をしている、という指摘は特にこのニュースでは
言っていなかった
2.エコナは、発ガン性促進の懸念があること、一部のラットに舌ガンがより多く
発生した実験結果もあり、安全性については継続審議中であること
そして、この2点を指摘した後で、(自社のHPでは自らの実験結果だけを使って
安全性を主張していたと問題点を指摘し、)
こうした広報のあり方が、消費者を惑わせているとして消費者庁は花王を厳重に注意した、と報道してくれた。うん、報道はこうでなくっちゃ!
エコナの情報は、前回書いた記事に詳しい情報のリンク先が載ってます:
9/17 「エコナ、ようやく出荷停止になる」
http://ameblo.jp/prostaff-db95/entry-10344732284.html
参考:「エコナ、特保取り消し手続きへ」
10/8 大分合同新聞
http://www.oita-press.co.jp/worldTopics/2009/10/2009100801000411.html
「エコナ、花王がトクホ返上 消費者庁の再審査発表後」
10/8 22時57分 asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/1008/TKY200910080303.html
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追加。
NHKと違って、大手マスコミは上記の事実を報道しない。
今朝の新聞を見ても、上記の点については全く触れていない!
お手元の新聞を見てみるといい。
困ったものだ。新聞の信頼性は、中立・客観的に報道することにある。
だから、そこに載せる広告に価値があるのだ。
広告主に妙に気を使っている新聞なんか、いらないぞ。