今週発売の「週刊朝日」によると、『森田健作の「違法献金」と「錬金術」』という記事の中でこれまでに分かった法律違反の全貌が指摘されている。
・「完全無所属」を名乗りながら「自民党支部長」であったこと。(公職選挙法違反)
・自民党支部を使った企業からの迂回献金疑惑。(政治資金規正法違反)
・外資5割超の企業からの「違法献金」。(政治資金規正法違反)
・自民党山崎派からの300万円のヤミ献金疑惑。(収支報告書未記載)
・同派甘利明大臣の団体から100万円のヤミ献金疑惑。(収支報告書未記載)
・前回知事選での剰余金3000万円余りを個人の所得とした疑惑。(所得税脱税)
・CM出演マルチ企業のイベント出演を講演料として政治資金とした疑惑。(所得税脱税)
・タレント活動や大学教授の肩書きで行った講演料を政治資金とした疑惑。(所得税脱税)
しかし、これだけではなかった!
公職選挙法違反と政治資金規正法違反にあたるとして千葉地方検察庁に刑事告発された森田健作千葉県知事は、この件に関して「違法ではない、問題はない」と記者会見したが、なんと、
森田氏が「無所属」で立候補した2000年の総選挙に際して、森田氏と同じ
東京4区で立候補した公明党の遠藤乙彦・元衆議院議員を、森田氏自身が
公職選挙法第235条違反で刑事告発していた
・遠藤乙彦氏が西野善雄・前大田区長の名前を勝手に選挙公報の推薦人に
したとして、「虚偽事項の公表罪」で遠藤氏を刑事告発した
ことが分かった。(4月17日付「日刊ゲンダイ」掲載記事による)
一方、森田健作氏はマニフェストに「小さな犯罪も見逃さない」と書いているらしい。
他人の違反は見逃さないが、自分の違反は問題ないというのだろうか?
「自民党支部長」でありながら「完全無所属」を名乗り、そしてことさら「完全無所属」を強調したことは、どうみても「虚偽事項の公表罪」だろう。
これだけ違反および疑惑の数々があり、マニフェストにそのように書いているのであれば、粛々とその公約を果たす(=自ら認めて失職する)べきではないのか?