この本を購入してから、約2年。
きのうからなぜか久しぶりに読み返してみたくなり、
ようやく、仙骨を丸める/仙骨を返す の意味が分かってきた。
仙骨の使い方には、大きく2つあり、
・いくぶんでも下から上への動く場合の、仙骨を返す動作
-居合い抜き、短距離走のスタート
・剣を上から下に振り下ろす動作など、自分の体重を相手にかけた方が
有利な場合で、上から下への動作の場合、仙骨を丸めた状態を維持しつつ
仙骨のタメを股関節で返す
股関節で返す=股関節の前面から折り曲げて、自分の体重を乗せていくこと
居合い抜きでは、仙骨を丸め込むことにより背骨全体を猫背のようにまるめ、
仙骨の返しと同時に背筋を緊張させ、前に切り出す=腕を素早く伸ばすという
伸筋動作を得ているとのこと。
そうだ! 片手バックハンドも同じだ!
もう引退したエナンのはやりすぎかもしれないが、あれは仙骨の返しが元なのだ。
そう考えると、片手バックハンドのポイントが見えてくる。
ちなみに、フォアハンドは当然、
仙骨のタメを、股関節の前面から折り曲げていって、股関節で返すのだ。
そう、サーブも仙骨の返し。最初のトロフィーポーズの時に、背中を反らない
方が良いのは、そのためでもある。
仙骨に詳しくなるには、この2冊がいい。
仙骨以外にも、「武道のコツ」が書いてあるので、左の本がオススメだ。