お子さんへ毎回注意することへ「考えて工夫する」 | プロスペール (児童発達支援サービス・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援)

プロスペール (児童発達支援サービス・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援)

色々な活動や出来事を通して、手立ての仕方などをブログに書いていきます。お役に立てられたら幸いです。 コメントを頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

いつもご拝読頂き、ありがとうございます。

 

お子さんとの関わり合いの中で、

毎度のこと、注意することがあります。

お子さんによって、

 

例えば、

トイレに行ったら手を洗うこと

出したら片付けること

物を投げないこと

座ること

 

などなど

 

色々あります。

 

もちろん、

毎回、伝えることで、気づかせることは大事です。

 

ですが、

毎回毎回だと、

言う方も言われる方も

うんざりしてきます。

 

その場面で言うことが当たり前になってしまうと

言う大人も

本来の目的を忘れてしまい、

「できるように、どうしたらいいか」と

考えることがなくなります。

 

また、

お子さんのほうも

言われてることが、BGMぐらいの感覚になってきます。

 

これだと、意味ありません。

 

一番怖いことは、

「考えることを停止すること」です。

つまり、

「同じことを繰り返して言うことは、思考停止していること」

それに、気づく癖をつけることが大事です。

 

お子さんはともかく、

大人の方が、

「毎回いうことが意味ないこと」に、気づき

「考えて工夫をする」ことに取り組んでいく

 

そうすることで、

「お子さんも考える」ようになります。

 

例えば、

部屋からよく出ていくお子さん。

時間や場面など関係なく、出ていく

大人は、

「いけません」「でません」

あるいは、

中に入るように、促したり

手をつないで、連れてきたり

あるいは、

出入り口に柵をしたり

興味のあるものを置くようにしたり

 

とあらゆることをしていきます。

 

ですが、

お子さんにとって、

「出たいものは、出たい」

この気持ちは、変わらないし、

それに立ちはだかる大人は、

「悪者」

です。

 

ではどうしたらいいか

前提として、

「部屋から出ない」は、

「ルール」として絶対に守るものです。

ただ、

「守るまで、気長に時期を待つ」

ということです。

 

それまでに、

「できることは何があるのか」

「大事なことはあるか」

を考えます。

 

そこで、

部屋から出るときに

「行ってきます」と

教えていきます。

また、

ほかの部屋に入るときは、

「失礼します」

ということを教えます。

出るときも

「失礼しました」

と、教えていきます。

 

お子さんが小さいうちは、

その意味は分かりませんが、

習慣化することで、身に着くことになります。

 

このように、

「部屋から出ない」という

「ルール」を守ることを覚えるまでの間、

お子さんの「出たい」気持ちを利用して

礼儀を教えていく。

 

といった、

「考えて工夫する」ことも

お子さんにとっても

大人にとっても

良い関係性を築く上で

大事な一つです。