緑の灯火 138 市場、株価はスイングする。 

up 2024 04 07 (Sun)
 
 株価スイング 40,000円 から 38,000 円へ
up 2024 04 05 (Fri)
 
 2024 04 05 (Fri)の株式市場 米利下げ観測の後退や地政学リスクが警戒され39,000円を割り込む
 日経平均も大幅反落。781.06円安の38,992.08 円と3月15日以来約3週間ぶりに39,000円を割り込んで取引を終えた。
 中東で、イスラエルがシリア・ダマスカスのイラン大使館を爆破、イランが報復を宣言。原油価格が上昇。
 米国では、雇用が大幅に上昇。FRBの利下げ時期が遠のくとの観察。
 
 東京プライム市場では、値下がり銘柄が8割りを超え、中東情勢の混迷を嫌気したリスク回避的な円買いが先行し、 午前中に一時150円80銭まで値を下げた。
 
 ついこの前まで、東証株価指標は 4万円を超え、4万2千円をうかがう。上昇相場では手持ち資金を一杯まで「ついつい」買い上げてしまう。
 そのため、下降局面では、全体が下がが。下値を拾うお金がない。何回も何回も繰り返してきた。
 
 上昇局面では売りあがれない。上がっているのに売ることはないと考えてしまう。保有キャッシュのいっぱいいっぱいを買ってしまう。
 下降局面では、下がっている銘柄を売れない。そのうち下げ止まるだろう。いまさら売れない。かといってキャッシュがないので買い下がる こともできない。この繰り返しである。わかっていてもできない。
 
 でもままいいや、そのうち下げ止まり、上がり始めるだろう。これまでは、小さい上下運動の繰り返しで、「結局」は、右肩上げりで上げてきた。
 わたしには、中東問題を解決することはできない。イスラエルとパレスチナの対立には数千年の歴史がある。
 サウジアラビアの原油価格の上下運動は、ただ見つめているだけだ。原油はあがればまあ、そのうちに下がるだろう。潮の満ち引きと おなじで、考えないことだ。
 
 
 
 エアロ・キック・ボクシング
up 2024 04 05 (Fri)
 
 エアロビクスとは有酸素運動。水分の補給は各自とっていいが、その間も教室は踊りつづける。
 フックやパンチやキックでは、その瞬間に腹筋を締め、呼吸を吐く。
 この講師は、膝蹴り、正面蹴り、ローキックの連続技が得意。
 スタジオでは、写真撮影が禁止。ホームページの案内のコピーを添付する。
 正面には全面鏡張りで、生徒の顔が見えるが、このようににこやかな顔が見られるのは、最初の10分くらいの間。
 30分を過ぎると、全員の顔は引き締まってくる。笑顔なのは講師だけだ。
 

 


 写真  エアロ・キック・ボクシング
 
 
 
 折々のうた 大岡信 岩波新書 \780
up 2024 04 05 (Fri)
 
 04 暮れて行く春のみなとは知らねども霞に落つる宇治のしば舟 寂連法師
 
 「みなと」は皮が行きつく河口。逝く春がどこのみなとに行きついて停泊するかは知らない。だが、 柴を積んだ宇治川の小舟は、急流を霞の中に落ちてゆく。
 紀貫之の「年ごとにもみぢば流す竜田川みなとや秋のとまりなるむ」を踏む。
 
04 花びらをひろげ疲れしおとろへに牡丹重たく萼(がく)をはなるゝ 木下利玄(きのしたりげん)
 
 スローモーション撮影のように、牡丹が落下する。牡丹のぼってりした感触の描写。
 木下利玄は白樺派の歌人。
 ところで、「はなるゝ」の「ゝ」の読み仮名は「一の点字(いちのじてん)。
 ついでながら、「日々」などの「々」は、「同の字点(どうのじてん)」。
 「〃」は、「ノノの点字」。
 変換は、「どう」「おなじ」「かさね」で変換できるエディターもある。
 
05 佐保神(さほがみ)の別れかなしも来ん春にふたゝび逢はんわれならなくに 正岡子規
 
 「佐保神」は佐保姫、春の女神。「佐保神の別れ」とは春の別れ。「われならなくに」は私ではないことでもあるものを。
 病状は悪化激しく、来年の春の女神には再会できまいというしみじみとした思うを歌う。
 子規は春が好きだった。良く三十五年春は生きながらえたが、雄勝十九日死去。
 
 05 佐保神(さほがみ)の別れかなしも来ん春にふたゝび逢はんわれならなくに 正岡子規
 04 花びらをひろげ疲れしおとろへに牡丹重たく萼(がく)をはなるゝ 木下利玄(きのしたりげん)
 04 暮れて行く春のみなとは知らねども霞に落つる宇治のしば舟 寂連法師
 03 春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり 西行法師
 02 山里の春の夕暮れ来て見ればいりあひのかねに花ぞ散りける 能因法師
 02 鳥籠をしづ枝にかけて永き日を桃の花かずかぞへてぞ見る 山川登美子
 
 つづく