読書日記 157 

[現役87歳 トレーダー]  藤本茂 ダイヤモンド社 \1,600

up 2023 12 26 (Tue)
 
 著者は、87歳の現役「ディトレーダー」。値動きの大きい小型株中心。数分から数時間の「スキャルピング」、数日から数週間の「スウィング・トレード」、 数か月の「中・長期運用」をやることもある。
 毎朝2時に起き、米国市場を調べる。4時に日経新聞。5時に米国先物トレードの終了。米国の動きから日本の動きを見る。 6時に日本の先物取引をチェック。
 7時から8時まで散歩。8時には東証が発表する「板の気配値」を確認。いくつかの銘柄を「信用」で「指値」。
 9時から15時までパソコン三台をにらめっこ。常時、80件のデイトレード。20銘柄ほどは中・長期投資。15時よりその日の取引を記録・反省。軽食・入浴。20時に就寝。
 まいにち朝の1時間は六甲山を散歩。休日は二時間。取引が始まると座りっぱなし、足腰の衰えを防ぐ。
 好きなことわざ
・ 相場のことは相場に聞け。 
・ 頭と尻尾はくれてやれ。 
・ 売るべし買うべし休むべし
・ 山高ければ谷深し。
・ 漁師は潮を見る。
・ 半値八掛け二割引き
・ 人の行く裏に道あり、花の山。
・ 相場師は孤独を愛す。
 
 崩れたパイルの幾冊かの本たち。
【あ】 「あらし」シェークスピア、「阿頼耶識」、「アルゴリズム辞典(C言語編)」「アルゴリズムとデータ構造(JAVA編)」、【い】「1Q84」村上春樹、「一九八四」ジョージ・オーウェル、「茨木のり子詩集」茨木のり子、 「意識は傍観者である」D・イーグルマン、 【う】「海辺のカフカ」 村上春樹、「宇宙からの帰還」 立花隆、「『歌』の精神史」 山折哲雄、 【え】「HTMLタグ辞典」、【お】「老いる意味 うつ、勇気、夢」  森村誠一、「オーパ!オーパ!」開高隆、
【か】「Google Keepの基本」、神谷美恵子、「神谷美恵子日記」神谷美恵子、「輝ける闇」開高健、「会社四季報」、「会社四季報プロが選ぶ500銘柄、」 「考えない練習」 小池龍之介 X 池谷裕二、 【き】「危機からの脱出」塩谷七生、「嫌われる勇気」アドラー、「吉里吉里人」井上ひさし、 「今日から使える統計解析」大村平、 【く】「グレート・ギャツビー」F・S・フィッツジェラルド、「クリスマス・キャロル」チャールズ・ディケンズ、「クリパル・ヨガ」スワミ・クリパル、 【け】「賢者の贈り物」O・ヘンリー、[現役87歳 トレーダー]  藤本茂, 【こ】「心の旅」 「言葉を育てる」米原万理、「幸福論」アラン、「こころの旅」神谷恵美子、
【さ】 【す】「スマホ入門」、「スタンフォードの自分を変える教室」「スタンフォードの心理学講義」「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」 ケリー・マクゴニガル、「作文教室」井上しさし、「自分でできるスポーツマッサージ入門」、「小説読本」丸谷才一、「死という最後の未来」石原慎太郎、曽野綾子、「自分でできる筋膜リリース パーフェクトガイド」、【禅マインド ビギナーズ・マインド】鈴木俊隆(としたか)、 「その日をつかめ」ソール・ベロー、「スヌーピー」C.シュルツ、谷川俊太郎、 [常識]の研究 山本七平、「青春の詩」 サミュエル・ウルマン、 「創造的思考について」外山滋比古、「小説作法」スティーヴブン・キング、 【せ】「世界中が夕焼け 穂村弘の短歌の秘密」穂村弘、山田航共著、「世界の終わりとワンダーランド」村上春樹、 【そ】「相場の論点」広木隆、
【た】「単純な脳」池谷裕二、「歎異抄」蓮如、五木寛之、「太極拳24」「太極拳48」、 【ち】【つ】「月と6「ペンス」 モーム、「詰将棋集」高橋9段、羽生9段 【て】「適応的市場仮説」アンドリュー・W/ロー、  【と】「ドーナツを穴だけ残して食べる」、「遠野物語」柳田国男、 「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ、「動物農場」、「都市間通信」O・ヘンリー、 「独習JAVA」、 、
【な】 「脳と心の仕組み」池谷裕二、「七つの習慣」S・コヴィー 「何がめでたい、90歳」佐藤愛子、「夏の夢」開高健、「中村天風」「まんがで分かる中村天風の教え」鈴木彩、 【に】「人間にとって成熟とはなにか」曽野綾子、【人間の未来 vs AIの未来】羽生善治・中山信弥、「ねじまき鳥クロニエル」村上春樹、 【の】「ノルウェイの森」村上春樹、「脳と心のしくみ」 池谷裕二、
【は】 「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹、「はじめての八十歳」山藤章二、「ハムレット」シェークスピア、 「八十八歳を生きる― ヨーガとともに」佐保田鶴吉、「白鯨」H・メルビル、「腹だけ痩せる技術」植村美穂、 【ひ】「ひざ痛がよくなる一分間ほぐし」古賀秀之、「日の名残り」カズオ・イシグロ、「137億年の物語」クリストファー・ロイド 【ふ】「不実な美女か貞淑な醜女(ぶす)か」米原万理、「ブッダの瞑想法」地橋秀雄。  「藤井聡太論」谷川浩二、   
【ま】 「Murphy's Law マーフィの法則」、「末那識」、「街とその不確かな壁」村上春樹、 「真夏の夜の夢」シェークスピア、「まいにちが祭り」小林ハル、 「まいにち中国語」、「まいにちフランス語」 【み】 【も】「求めない」加島祥造、
【や】「藪の中」 芥川龍之介、【よ】「予想通り不合理―行動経済学」ダン・アリエリー、「ヨガ入門 各種」、
【ら】 
【わ】 「私だけの宗教」玄侑宗久、「Windows10 改定」「Windows11 入門」
 
 黄色い付箋のいっぱい貼っている本もある。
 
 
 求めない 鹿島祥造 
 
 誤解しないでほしい
 「もとめない」と言ったって、
 どうしても人間は「求める存在」なんだ。
 それはよく承知の上で
 「もとめない」んだ。
 
 食欲性欲自己保存欲首座億保存欲
 
 みんな人間のなかにあって
 そこから人は求めて動く――それを
 否定するんじゃないんだ、いや
 肯定するんだ
 五欲をされだの煩悩を捨てろだのと
 あんなこと
 嘘っぱちだ、誰にもできないことだ。
 
 「自分全体」の求めることは
 とても大切だ。ところが
 「頭」だけで求めると、求めすぎる。
 「体」が求めることを「頭」はおしのけて
 別のものを求めるんだ。
 しまいには余計なものまで求めるんだ。
 
 じつは
 しれだけのことなんです。
 ぼくが「求めたい」というのは、
 求めないですむことは求めないってことなんだ。
 
 すると
 体のなかにある命が動き出す。
 それは喜びにつながっている。
 
 だけど
 以外にむずかしいんだ、だって
 私たちの願いを頭は無視するからね。
 
 ほどよいところで止める――それがポイントだ。でも
 それができなければ、ときには
 もう求めない
 と自分に行ってみるだけでいい。
 すると、それだけでいい気分になると分かる。
 
 あらゆる生物は求めている。
 命全体で求めている。
 一茎の草でもでもね。でも、
 花を咲かせた後は静かに
 次の半化を待つ。
 そんな草花を少しは見習いたいと、
 そう思うのです。
 
 
 青春 サミュエル・ウルマン 
 
 青年とは齢の若さを指すのではない
 精神の溌剌さをいうのである
 
 青年とは豊かな頬 赤い唇 柔らかい肢体をいうのではなく
 意志の力 創造力 感激性を指すのである
 
 齢を重ねるだけでも誰もが老いてゆくのでは無い
 理想を失い自信をなくした時にのみ人は老いる
 
 年齢は皮膚に皺をよせるが 情熱を失うとその人の魂に皺がよる
 常に明るい希望を持ち 勇気凛凛未来の夢に挑戦する人
 
 生命の歓喜を神仏に感謝する人であれば
 五十歳であろうと七十歳であろうと 
 
 その人は青年である
 春たけなわの新鮮さこそ 青年の魂の本当の姿である
 



 運動機能の低下は老化のせいではない:スワミ・クリパル (クリパル・ヨガ 祖師) 
 
 運動機能の低下は老化のせいではない。
 
 ① 運動機能の低下は、老化のせいではない。運動不足で、筋膜が収縮するからです。
 ② 骨格筋は何千もの筋線維で構成されている。筋膜という線維鞘が筋線維を包んでいる。
   運動不足で、筋膜が収縮し、他の組織と癒着する。
   加齢で体が固くなるのではなく、体を動かさないから固くなる。
 ③ 血液は心臓で循環させる。免疫機能を受け持つリンパには心臓がない。体をうごかすことで循環する。
   リンパは、首まわり、脇の下、鼠蹊部に集中する。
 


 【小林ハル】  2021 06 27 (Mon) 
 
 いい人と歩けば祭り
 悪い人と歩けば修業
 
     小林ハル
 
「『歌』の精神史」 山折哲雄 中公新書



 自分と他者の課題を分離する
 
 嫌われる勇気 アドラー    
  
 対人関係の問題にであったときは、「誰の課題であるか」を考え、その選択によってもたらされる結末を最終的に引き 受けるのは誰か、を考え、課題をする。
  
 たとえば、結婚問題。結婚するのは自分の課題。親が心配するのは親の課題。勝手に心配させとけばいい。
 「課題の分離」は、画期的な対人関係のトラブル解決策。
  
 それは、誰の課題かをつねに考える。
  
  
 マーフィーの法則と
 If anything can go wrong, it will.
 うまくいかない可能性のあるものは必ずうまくいかない or まずくなる可能性のあるものは必ずまずくなる に当てはまる経験則をまとめたものである。
  
 マーフィーの名前は、米国空軍少佐、エドワード・アロイシャス・マーフィー・ジュニア(en:Edward A. Murphy, Jr.) に由来する。彼が空軍である研究をしていたとき、ある異常を発見し、この法則をつぶやいた。
 この法則の趣旨に沿った様々な経験則が、空軍から広く、研究機関、産業界に広がり、収集された。
 1977年には 『Murphy's Law and Other Reasons Why Things Go WRONG』 が出版され、これは全米のベストセラーになった。
 
 つづく