こんにちは!

 

今日は前回の記事↓の続きです。

生後1年までが大切な訳 【脳の発達】 | アメリカ発! 発達障害を予防しよう (ameblo.jp)

 

赤ちゃんの受胎後 

 

生後1年までがとても大切な訳の二つ目は

 

この時期に形成されるアタッチメント(愛着)が

 

その子の将来の生き方に多大な影響を与えるからです。

 

 

ほとんどの哺乳類は 

 

生まれてくるときには自力で歩くことができます。 

 

ところが 人間は 

 

大きな脳をもつことを選んだために 

 

赤ちゃんが自力で歩くことができるまで 

 

胎内にとどまることができません。

(そうしないと頭が大きすぎて出産できない) 

 

 

だから とても未熟な状態で生まれてきます。 

 

 

本来ならば赤ちゃんが歩き出す 

 

生後1年くらいまでは 

 

母親の胎内にいるべき存在なわけです。 

 

 

母親の胎内にいるということは 

 

常に母親と一緒であり 

 

一心同体であり 

 

24時間母親の心拍を聞き

 

母親の存在や暖かさ 

 

ぬくもり 愛情 感情を感じ 守られて 

 

なにもかもを一緒にしているということです。

 

 


ところが人間の赤ちゃんは 

 

他の哺乳類の赤ちゃんが

 

まだ胎内にいることのできる

 

1年も前に生まれてしまいます。 

 

 

自分ひとりでは 何もできず 

 

死んでしまいます。 

 

 

赤ちゃんは自分一人では

 

感情やストレスのコントロールもできないので 

 

抱っこしてもらえない赤ちゃんは 

 

そのストレスのせいで死んでしまうそうです。

 

 


でも 現代社会では 

 

生後1年間 

 

お母さん 又は自分を世話してくれる

 

信頼できる人と

 

24時間びっちりと密着していられる

 

(愛着 アタッチメント)状態が激減しています。 

 

 

赤ちゃんは

 

お母さんと触れていなければ 

 

お母さんと一緒だとは感じられません。

 

 

お母さんと触れながら

 

優しく見つめてもらえなければ 

 

安心 安全 愛されていると

 

感じることができません。 

 

 

ベビーカーに乗っていたのでは 

 

アタッチメントは形成されないし

 

抱っこしてもらっても 

 

お母さんがスマホを見ていて

 

自分を愛情を持った目で

 

見つめてくれなければ 

 

アタッチメントは形成されません。 

 

 

ワガママに感じるかもしれませんが 

 

赤ちゃんは自分の意志で

 

体を動かすことすら

 

ままならないんですから 

 

お母さんがいなければ

 

死んでしまうんです。

 

アタッチメントの形成は 

 

赤ちゃんにとって

 

命がけのサバイバルなんです。



カナダの有名な医師であり

 

トラウマ研究の第一人者である

 

ガボール・マテ(Gabor Mate)は 

 

ADHDは障害ではなく 

 

小さいころのトラウマに対する

 

当然の反応である と言います。

 

(彼の著書 Scattered Mindsに詳しく書いてありますが、残念ながら日本語にはまだ訳されていないようです) 

 

 

彼の言う「トラウマ」というのは

 

虐待や戦争などといった

 

悲惨な経験だけではなく 

 

日常的に慢性的に起こる 

 

ちょっとした痛み 寂しさ 辛さなどの

 

積み重ねによって起こる

 

弊害も含んでいます。 

 

 

彼はADHDは親のせいだ 

 

と言っているのではなく

 

世代を超えたトラウマ

(適切なアタッチメントの形成の仕方を代々親から学ぶことができなかった故に自分の子どもとの健全なアタッチメントの形成の仕方が分からなかったということ)

 

が原因だと言っています。

 

彼自身もADHDで

 

3人のお子さんも全員ADHDだそうです。 

(私は個人的には彼の言い分には一理あると思いますが、それがすべてではないと思っています。)


赤ちゃんが

 

お母さんとコミュニケーションを取りたいと思って

 

お母さんの目をじっと見る時

 

お母さんは愛情いっぱいの目で

 

赤ちゃんを見つめ返し

 

優しい声で赤ちゃんに話しかけます。 

 

 

そして 赤ちゃんは

 

疲れると自分から目線を外し

 

「もう充分。」とサインを送ります。 

 

 

自分の母親に

 

適切なコミュニケーションを

 

取ってもらっていたお母さんは 

 

そういった赤ちゃんからのサインにしたがって 

 

自然にコミュニケーションを始めたり

 

終わらせたりすることができます。 

 

 

ところが健全なアタッチメントが

 

形成されないまま育ったお母さんは 

 

赤ちゃんからのそういったサインを

 

上手に受け取ったり 

 

臨機応変に反応することがうまくできません。 

 

 

だから 赤ちゃんが

 

目線を外して「もう充分。」というサインを送っても 

 

まだ赤ちゃんをかまい続けたり

 

赤ちゃんがまだ

 

コミュニケーションを求めて

 

お母さんをじっと見つめているのに 

 

お母さんの方から

 

目線を外してしまったりします。 

 

 

たいしたことではないと思うかもしれませんが

 

これは 自分では何もできなくて

 

人に頼るしか命をつなぐことができない

 

赤ちゃんにとっては 一大事です。 

 

 

自分が信頼し

 

自分の命を守ってくれるべき人が 

 

自分が必要なときに 

 

自分を置き去りにすることになるからです。

 

 

ということは

 

スマホを見ながら

 

赤ちゃんの相手をするということが

 

どういう結果を生み出すか。。。

 

想像がつきますね?



アメリカではほとんどの家庭が

 

赤ちゃん用の部屋を用意して

 

そこにひとりでベビーベッドに寝せ

 

「自立をうながすため」

 

「人に頼らなくてもひとりで眠りにつけるように」

 

と赤ちゃんが泣いても放置して 

 

「スリープトレーニング」をします。 

 

 

これを来る日も来る日もやられたら

 

赤ちゃんは 

 

「自分が辛い時 助けを必要としているときに 

 

だれも助けてはくれない」

 

という解釈をします。 

 

 

そして 

 

「世界は愛に満ちた安全なものではない」

 

という認識を作り上げます。 

 

 

赤ちゃんにとって

 

親は絶対的なものです。 

 

 

その親が

 

自分を放っておくということは 

 

イコール 

 

自分は愛してもらう価値がない存在なんだ 

 

ということになります。

 

 

こういった小さい時の経験は 

 

大人になってから思い出せなくても 

 

しっかりと潜在意識に刻み込まれ 

 

その人の生き方のベースになります。

 

 


現代社会を見回してみて

 

「世界は愛に満ちた安全なところだ」

 

という意識が刻み込まれている人と 

 

「世界は危険なところだ」

 

という意識が刻み込まれている人と 

 

どちらが多いと感じますか?

 

 

続きはこちら↓

1歳までが大切な訳【原始反射の統合】 | アメリカ発! 発達障害を予防しよう (ameblo.jp)

 

 

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