ネトミス合宿2 ~金沢まわろうかい~ | Pの食卓

ネトミス合宿2 ~金沢まわろうかい~

  ぺろーたいへんだー                      ―――ん?どうしたん?

    モノグラフ様に紹介されてるー!               ―――モノグラフ?

      超有名サイトよ。 活動してないのにやばいなw       ―――うほほ、何かしよw


             その数日後、モノグラフの記事を見たKTさんがやってきた




木の船ならいざしらず、泥船でもまだ良い方、笹の葉船に揺られてどんぶらこ。

僕たちネトミスは流れ流され流されて、進むべき方向に進みだしました。

舵を取る操舵手も、方向を決める船長すらいません。

「これでいいのか?」 と何度も話題に上りましたが、答えは一つ。


  「これでいいのだ」


リアルバカボンの会長が下した決断でした。

基本は全員協議、活動は個々好きなようにする、ミステリに対する考え方も統一しない。

ただネトミスという笹船で、雑談しながら、ミステリをもっと好きになれたらいいな

そんな気持ちで続けています。


何だか色々とユルくて、会員さんたちには申し訳ないのですが、

人には持って生まれた天分というものがあるようです。

馬鹿は死んでも直らないと申しますよう、六道を彷徨い歩いたとしても、このままのようです。

あきらめて、このユルユルなペースに、付いてきてください


さて、合宿は二日目に突入。



《二日目》


悪夢はその朝待っていた

朝9時に朝食という超スローな設定にしたにも関わらず、起きない人物が一名

プライバシー保護のため、名前は明かしませんが、その人物を起こすことのたいへんなこと。

普段ならば気の済むよう寝かしておこう、と考えを改めるのですが、他の人がいるので起こすことに・・・


三十分におよぶ呼びかけと、ビオランテのように振り回す触手をかいくぐり、

9時10分、ようやく目覚めさせることに成功・・・

心身ともにズタボロとなりながら、何とか全員で朝食を食べられることに!



どうせ濡れるなら、植物を傘にしたらどうだろう?

 果物を入れたら種と皮を取ってくれる機械、クダモノタベール。

  カニを入れると殻と身を分けてくれる機械、カニタベール。

   食後動かなくても部屋に連れて行ってくれる機械、ショクゴウゴーク。

    極めつけは怪奇・白いナス・・・


会長Pによる様々なアイデアに、会員さんも副会長も、朝から呆れモード全開。

呆れきった副会長Bが一言


  「ぺろーは年取ったら、変な発明するおじいちゃんになりそうで心配よ」


妙なリアリティ溢れる心配に、内心不安を覚えるPでした。




そんな愉快な遅めの朝食を取り、ネボケ眼をこすりつつ、部屋に戻ると―――


  ・・・布団が無い


食後、ごろりと横になって、至福の時を過ごそうかと計画していた僕にとって、

あまりにも残酷な結末でした。

二度寝を封じられたため、予約を入れておいた忍者寺に行くことに!


と、その前に、おみやげ物屋さんに入ることに・・・

観光の一番最初にお土産物を購入しようとする、この無計画さ、吃驚!

買ったものはコレです。


tentoumusi  tentoumusi2


てんとう虫のヨーヨーです。 見つけた瞬間即購入しました!

これを飽きもせず、一日中延々と遊んでいたわけですが

右の写真を見てくださるとわかるかと思いますが、擦り切れて紐が切れています

猛特訓の結果、ヨーヨーをそれっぽく動かせるようになりました!


まだ予約を入れた時間まで間があったため、長町武家屋敷跡をめぐることに!


buke


こんな感じの赴き深い街並みがありました。

Bが言うには、「一つ通りを入るとこういう街並みがあるって不思議

本当に不思議な気持ちになりました!


まあ、そんなこんなで遊びながら、妙立寺-人よんで忍者寺に行くのでした。


妙立寺に仕掛けられたカラクリは、どれもこれも恐ろしいもので、

泡坂妻夫が 『乱れからくり』 のねじ屋敷とは全く異なるもの!

寺の中には、入ったら二度と出られない開かずの間、切腹の間なるものまで!

思わずゾッとしてしまいました・・・

ジョーマエさん開けてください;


そんなこんなで兼六園に向かいました。

歩き疲れ、BもPも会員さんもぐったりしながら公園に入ると、

真っ先に駆け込んだのが、やっぱり御茶屋さん。

そよぐ風の音に誘われて、いつしかPは夢の中へ・・・


幹事でありながら、しっかり居眠りというありえないことまで達成しました;

皆さん本当にすみません、すみません;


その後、コシヒカリアイス(お米入り)、塩ソフトクリーム(富山深層水の塩)を食べ、

金沢市を一望し、そのまま金沢城へ討ち入りに!


kanazawajo


ででん。金沢城は甘味フェアーの真っ最中。

甘味の苦手な会員のKTさんは、目を白黒させながら付いて来てくれました!

思えば金沢旅行、KTさんにとっては地獄ツアーだったのかもしれません。


kanazawajo2  kanazawajo3


金沢城の本丸は、今は無く、代わりに鬱蒼と茂る森がありました。

その森が素敵で、思わず新宿御苑の木々を思い出してしまいました。

あそこ、また行こうな。


金沢城でひとしきりはしゃいだ後、今度は夕飯を食べに市場へ!

市場で食べるものといえば・・・ 決まってますともですお鮨!

おいしいと評判の回転寿司に並ぶこと5分、すぐに入店。


ノドグロなど初めて食べる魚もありましたが、とてもおいしいおいしい!

思わず8皿+汁1杯を平らげてしまいました

Bも同じ量食べたので、皆よく食べるなあと思い隣を見てみると・・・


  会員さん二人の食べた分の和 = PもしくはBの食べた分


これなんて数式?

もちろん夕飯もほぼ残さず食べきりました。

いやあ、何とかなるものだね!


そして夜の闇は濃くなり、お酒タイムへと移行するのであった。

呑んだお酒は 「純米大吟醸・天狗舞」 これがおいしいのなんの!


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もちろん二人で飲み干したようなものです。

二人って誰かですって? いわずもがな・・・

Bは悪酔いする人じゃないので、一緒に飲んでいて一番好きな相手です。

思う存分呑み尽くし、幸せ一杯な飲酒ライフを送ったのでありました!


KTさんの呆れたような目もものともせず、コップを傾けるのであった・・・

そして二日目の夜は更けゆく。 投稿用作品の校正も終らずに。