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2024受験予定。
大学受験塾経営母が、ムスコに対するママ塾を通して教育実験をしてみた日記。
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多読に興味を持っています。
学校勤務時代の同僚(英語科)が多読で顕著な効果を上げており
「あなたも子どもにやらせなさい」と随分熱心にレクチャーしてくれたのを最近思い出すのです。
同僚には申し訳ないことに親の根気が続かなかったため英語教育は早々に脱落組ですが、
あれは国語の読解力アップにも通じるのではないかと、最近彼女の顔をたびたび思い出すのです。
『多読』について簡単に説明すると(英語の場合)、
自分の単語力読解力に対してうんと簡単な読み物選んでどんどん読んでいく。
その際辞書はひかない。わからない単語があってもこだわらない。
だから軽快に読み進められるレベルのものを選ぶ。
ジャンルは問わない。スポーツでも音楽でも物語でも自分の興味の湧くものを選んでどんどん読んでいく。
受験勉強となると、途中で文法の勉強や単語の勉強はそれなりに必要になると思うのですが、
とにかく膨大な単語数に触れることで英語力を鍛えていくというもの。
つまりは母国語の獲得に近いプロセスを踏むということかと思います。
とにもかくにも、その同僚のクラスの平均点は常に単独首位。
毎時間キャリーバッグにパンパンに本を詰めて毎回授業に出かけどんどん読ませる。
不思議なことにそれでも教科書は一番早く終わる。
試験前になると同学年を指導する教員グループで出題範囲の相談が行われる。
若い教員、力不足の教員から予定範囲が終わらなくて出題を縮めてもらえないかとの相談があるのは日常茶飯時。
「教科書しか教えてないのに彼らは授業中一体何をやってるのかしら」いつも不思議そうに首をかしげる彼女。
しかも彼女は異動してきてすぐのテストで目に見える効果を上げたので、
私にはこの多読が鮮烈なインパクトとして記憶に残っているのです。
これが、読解力弱めの息子に生かせないか。
国語の勉強しようと言うとつねに顔が曇ってしまう息子。
文章題も強いとは言えません。
というわけで、
今日からこうすることにしました。
①予習シリーズの文章を読ませる
②要点を言わせる
③へーと思ったこと、どうしてそう思ったのかを言わせる
④余裕があれば②③を紙に書かせる
日々の取り組みを以上に留め、当分問題は解かないことにします。
そして、②についてはどんなにピントがはずれても絶対に否定しない。
「あー、なるほどそう思ったんだね」
と聞いてやる。文章を読む=負担 をとにかく払拭させたいのです。
続きます