金曜日。
昨日のことである。
2日前の水曜日より続いていた
おしるしと前駆陣痛のような痛み。
金曜の朝方は
前駆陣痛が続きすぎて
体力を奪われたのか
あまり寝れなかった。
わたしが眠れなくても
朝は来る。
夫や小学校に行く娘に朝食を作る。
ついでにわたしも食べるが
前駆陣痛が痛すぎて
立って食べてみたりした。
その金曜日は
夫と一緒に
病院近くの税務署に行く予定があり
妊婦検診の予約もしていたので
夫にも病院についてきてもらった。
と、面倒くさがらずに
付き添ってくれる夫は神である。
予定日は1週間後なので
ついでに車に入院セットを積む。
片道１時間かかる病院に向かう間
5分毎に前駆陣痛が来た。
十数秒で治る痛みなので
耐えれないことはない。
愛車は汚したくないので
念のため
ペット用シーツをシートに敷いた。
病院に到着し
尿検査を提出した後
受付で2日前からおしるしがあったこと
もしかしたら前駆陣痛かもしれないけど
判断がつかない事を伝えた。
夫を待合室に残したまま
ノンストレステストを行うことになり
主治医が来てくれた。
すぐに内診となり
おしるしは間違いなくおしるしで
前駆陣痛ではなく陣痛で
子宮口は3〜4cm開いているとのことで
入院が決定した。
待合室で座る夫に駆け寄った。
夫はわたしを見つけると
エコーの付き添いだと思い
少し腰を浮かす。
突然のことに
夫の目は一層大きくなり
わたしを見つめた。
医師に言われた事を伝えると
頭の回転が速い夫は
状況を飲み込むのも速い。
とすぐ立ち上がった。
つづきます。
