ベースボールバイブルの東です。
本塁でのクロスプレー
MLBではすでにルール変更されていますがNPBでも今年からルールが変わりました。
簡単に言うと…
・キャッチャーのブロック禁止
・ランナーのタックル禁止
もうちょっと詳しく言うと…
・危険なブロックは禁止→違反した場合は走塁妨害(キャッチャーは走路をふさいではいけない)
・ランナーは危険なタックル禁止→違反した場合は守備妨害
こんな感じになります。
ですから、
こういうシーンが増えるでしょうね。
いわゆる追いタッチでセーフになってしまう事が多くなるでしょう。
まあ、日本というのはマジメな国ですからね。
このルール改正で「ホームベースは開けておかないといけないんだ!」と思ってる人がたくさんいるのではないでしょうか。
「キャッチャーは走路を踏んだらいけないんだ!」
って思ってるでしょ?
まあ、これは日本国内だけならいいんです。
ただ、その認識が浸透してしまうと世界と戦う時に損をするのは、また日本です。
だからこそ、もう一度ルールを確認しておきましょう!
NPBのホームページにあるNPBからのお知らせぺージで2016年度 野球規則改正というぺージがあるんですが、そこにはこう書かれています。
↓↓↓
2016年度 野球規則改正(日本野球機構(NPB)オフィシャルサイト)
(9) 6.01(i)(【原注】および【注】含む)を追加する。
(i)本塁での衝突プレイ
(1)得点しようとしている走者は、最初から捕手または本塁のカバーに来た野手(投手を含む、以下「野手」という)に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路から外れることはできない。もし得点しようとした走者が最初から捕手または野手に接触しようとしたと審判員が判断すれば、捕手または野手がボールを保持していたかどうかに関係なく、審判員はその走者にアウトを宣告する。その場合、ボールデッドとなって、すべての他の走者は接触が起きたときに占有していた塁(最後に触れていた塁)に戻らなければならない。走者が正しく本塁に滑り込んでいた場合には、本項に違反したとはみなされない。
【原注】走者が触塁の努力を怠って、肩を下げたり、手、肘または腕を使って押したりする行為は、本項に違反して最初から捕手または野手と接触するために、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路を外れたとみなされる。走者が塁に滑り込んだ場合、足からのスライディングであれば、走者の尻および脚が捕手または野手に触れる前に先に地面に落ちたとき、またヘッドスライディングであれば、捕手または野手と接触する前に走者の身体が先に地面に落ちたときは、正しいスライディングとみなされる。捕手または野手が走者の走路をブロックした場合は、本項に違反して走者が避けられたにもかかわらず接触をもくろんだということを考える必要はない。
(2)捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。
本塁でのフォースプレイには、本項を適用しない。
【原注】 捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない。審判員が、捕手が本塁をブロックしたかどうかに関係なく、走者はアウトを宣告されていたであろうと判断すれば、捕手が走者の走塁を邪魔または阻害したとはみなされない。また、捕手は、滑り込んでくる走者に触球するときには不必要かつ激しい接触を避けるために最大限の努力をしなければならない。滑り込んでくる走者と日常的に不必要なかつ激しい接触(たとえば膝、レガース、肘または前腕を使って接触をもくろむ)をする捕手はリーグ会長の制裁の対象となる。
【注】 我が国では、本項の(1)(2)ともに、所属する団体の規定に従う。
(i)本塁での衝突プレイ
(1)得点しようとしている走者は、最初から捕手または本塁のカバーに来た野手(投手を含む、以下「野手」という)に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路から外れることはできない。もし得点しようとした走者が最初から捕手または野手に接触しようとしたと審判員が判断すれば、捕手または野手がボールを保持していたかどうかに関係なく、審判員はその走者にアウトを宣告する。その場合、ボールデッドとなって、すべての他の走者は接触が起きたときに占有していた塁(最後に触れていた塁)に戻らなければならない。走者が正しく本塁に滑り込んでいた場合には、本項に違反したとはみなされない。
【原注】走者が触塁の努力を怠って、肩を下げたり、手、肘または腕を使って押したりする行為は、本項に違反して最初から捕手または野手と接触するために、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路を外れたとみなされる。走者が塁に滑り込んだ場合、足からのスライディングであれば、走者の尻および脚が捕手または野手に触れる前に先に地面に落ちたとき、またヘッドスライディングであれば、捕手または野手と接触する前に走者の身体が先に地面に落ちたときは、正しいスライディングとみなされる。捕手または野手が走者の走路をブロックした場合は、本項に違反して走者が避けられたにもかかわらず接触をもくろんだということを考える必要はない。
(2)捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。
本塁でのフォースプレイには、本項を適用しない。
【原注】 捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない。審判員が、捕手が本塁をブロックしたかどうかに関係なく、走者はアウトを宣告されていたであろうと判断すれば、捕手が走者の走塁を邪魔または阻害したとはみなされない。また、捕手は、滑り込んでくる走者に触球するときには不必要かつ激しい接触を避けるために最大限の努力をしなければならない。滑り込んでくる走者と日常的に不必要なかつ激しい接触(たとえば膝、レガース、肘または前腕を使って接触をもくろむ)をする捕手はリーグ会長の制裁の対象となる。
【注】 我が国では、本項の(1)(2)ともに、所属する団体の規定に従う。
注目すべきは(2)のところですね。
前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。
と書かれています。
要はですね…
「走路を踏んではいけない!」というわけではないんですよ。
簡単に言ってしまうと…
送球がズレた場合は走路を踏んでしまうのは仕方がない。だけどブロックはしたらダメだよ!
こんな感じです。
実際、MLBでもこういうプレーはありますからね。
要は…
返球がハーフバウンドなのにも関わらず、走路を踏んではいけないんだという認識でそこから下がらずに捕りに行ってしまう愚かなキャッチャーが増えるでしょう。
他にも…
レフトからの返球が左にズレているにも関わらず、走路を踏んではいけないんだという認識で手だけで捕りに行ってしまう愚かなキャッチャーが増えるはずです。
しかも、もっと怖いのは注意書きのところです。
【注】 我が国では、本項の(1)(2)ともに、所属する団体の規定に従う。
oh my God!
本当に大変です。
送球がズレているにも関わらず走路を踏んだという理由でセーフになるシーンが目に浮かびます。
ところが世界と戦っている時、世界のキャッチャーたちは送球がズレた時は走路の上に立っている。
それを見て文句を言っている日本人が目に浮かびます。
現実にこの動画を見てくださいよ。
↓↓↓
本塁ブロックルール改正で「捕手」は何が変わる? 元プロ捕手が実演解説!(スポーツナビ)
どうなるんでしょうね。
怖いですね。
でも、確かにルールは変わってしまいましたから…
やるべきことは増えたんです。
その1つがキャッチャーのワンハンドキャッチ&タッチ(タッグ)技術です。
この練習してますか?
キャッチャーミットでワンハンドキャッチ&タッチ(タッグ)。
これ、相当難しい技術ですよ。
ですから僕はすでに始めています。
あと…
野手の送球ですね。
ここでは口が裂けても言えませんが確実に変わります。
プロ野球とかだと今年のキャンプでやってると思いますけどね。
まあルールが変わったんですから野球は変わります。
その辺の対応はしておきたいですね。
まあ、参考まで。
では、また。
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