スーパースターの体づくり《アルバート・プホルス選手》 | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


面白い記事がありました。
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“野球史上、最も危険なバッター”と称されるアルバート・プホルス(xfit.jp)


プホルス選手がどれぐらいすごい選手なのかは、もうすでにご存知の方が多いと思いますが、一応簡単に説明しておきますと…


イチロー選手が10年連続200安打というスゴい結果を出し続けましたよね。


それが2001年から2010年までの間です。


その間、もう一つのとんでもない結果を出し続けていたのが、このプホルス選手です。


その結果というのが…


10年連続3割30本100打点


そんな偉大なバッターであるプホルス選手の野球に対する取り組み方がスゴいです。

「ウェイトトレーニングのおかげで、シーズン中もよりパワフルで健康な体を維持している。実際、ほとんどの選手はシーズン半ばを過ぎるとバテてしまっている」とプホルスはいっている。

ミールフェルドが作成するオフシーズン・トレーニングは強度が非常に高い。プホルスにとっては、むしろシーズン中のほうが“体を休める時期”に思えるくらいなのだ。

「シーズン中のほうが自分にとってオフシーズンのようなもの。162試合以上を行うシーズンに備えてクリスといっしょに行う準備のほうが、実際のシーズンよりもずっときつい」

そして、ミールフェルドもこう付け加えている。

「トレーニングの目的は、疲労した状態でも動けるように体に教え込み、それによってパフォーマンスを最高レベルに引き上げることだ」

プホルスはボディビルスタイル(筋肉づくりを目的とする方法)のスプリットとエクササイズでトレーニングしているが、腰、手首、ローテーターカフといった野球のプレーに直結した筋肉の強化にもしっかりと時間をかけている。インターナルローテーション、エクスターナルローテーション、リストカール、ヒップアブダクションおよびヒップアダクションマシーンといったエクササイズも常時行っているのだ。体づくりに関しは、プホルスはまるで外科手術なみの正確さ、綿密さで取り組んでいる。


これ、すごくないですか?


一般的にオフは体を休めるものという概念がある中で…


「シーズン中のほうが自分にとってオフシーズンのようなもの。162試合以上を行うシーズンに備えてクリスといっしょに行う準備のほうが、実際のシーズンよりもずっときつい」


と。で…


「トレーニングの目的は、疲労した状態でも動けるように体に教え込み、それによってパフォーマンスを最高レベルに引き上げることだ」


と。


客観的に見てても今の野球選手は本当に意識の高い選手が多いですけど…


「オフの方がきつい…」っていうほど追い込んでる選手ってどれぐらいいるんでしょうね?


なかなかいないんじゃないでしょうか。


でも…


結局、とんでもない結果を出し続けた選手っていうのはその方法は違うかもしれませんが、自分が信じた方法で当たり前のように練習してるんですね。


で、この記事が面白いのはプホルス選手も最初はウエイトトレーニングに抵抗があったと書かれているところです。

身長191cm、体重240ポンド(108.9kg)のプホルスは、野球選手というよりは、アメリカンフットボールの屈強なラインマンのように見える。袖なしのTシャツ、短パンという軽快な姿で現れたプホルスは、ウェイトトレーニングの知識も、バッティングに負けないくらい豊富だ。だが、多くの野球選手と同じく、プホルスもはじめは、ウェイトトレーニングを全面的に取り入れることには抵抗があったという。“体が固くなる”とか、“バッティングに悪影響が出る”という不安を持っていたと、次のように話している。

「ドミニカ(共和国)で生まれ育ったが、そこではウェイトトレーニングなどまったく無縁だった。1998年、18歳のときにクリス・ミールフェルドの指導を受けて、初めてハードなウェイトトレーニングを経験した」


と。


18歳まではウエイトトレーニングとは無縁だったんですね。


でも、そこからウエイトトレーニングを始めて…

現在プホルスのパーソナルトレーナー(兼トレーニングパートナー)を務めるミールフェルドは、当時ミズーリ州カンザスシティーのメープルウッズ・コミュニティカレッジで短期間、プホルスの指導にあたったのだ。見た目以上の潜在能力を秘めていたと、ミールフェルドは当時のプホルスについて話す。

「体重は205ポンド(93kg)前後で、背が高くて細身だったが、腰まわりには脂肪が少しついていた。
ウェイトトレーニングの経験はまったくなかったが、握力と前腕の筋力はもともと強かった」

プホルスが本格的にウェイトトレーニングに取り組むようになったのは、1999年だ。この年、フリーエージェントとしてドラフト契約を結んだプホルスは、ミールフェルドに連絡をとり、大リーグでプレーするための筋力強化を依頼したのだ。ミールフェルドはこう語っている。

「私たちは徐々にトレーニングを進めていった。アルバートは最初、筋力はあまり強くなかったが、ここ3年でかなり重いウェイトを使えるようになった。以前はダンベル・ベンチプレスは35ポンド(15.9kg)や45ポンド(20.4kg)のダンベルを使っていたが、今では100ポンド(45.4kg)を使って軽々とこなすくらい強い」

プホルスは脚のトレーニングがいちばん好きだという。それも納得できるだろう。バッティングのパワーは脚から体幹、体幹から腕へと伝わっていくのだ。この写真撮影をした週の初めには、脚を高重量でハードに鍛えていた。ミールフェルドといっしょに行うワークアウトで、レッグプレスでは10レップのセットで1170ポンド(530.7kg)を上げていたのだ。

「脚のトレーニングではいつも高重量を使っている」とニヤリと笑いながらいうプホルスは、まるで自分を痛めつけるのを楽しんでいるかのようだ。

「クリス(ミールフェルド)がどのレップもみてくれて、2人で全力投球する。必要なら、クリスは怒鳴って気合もかけてくれる」

野球選手のなかには、義務的にウェイトトレーニングを行っている場合もある。コーチたちに文句をいわれないようにというわけだ。だがプホルスは違う。ウェイトトレーニングが大好きなのだ。それはオフシーズンのプログラムを見てもわかる。1回のワークアウトで36セットもこなし、しかも午前中のトレーニングだけでこの量なのだ。そしてトップビルダーさながらに、午後になると再びジムに戻り、2回めのセッションでは僧帽筋、カーフ、前腕といった小さなボディパートを鍛える。サイズアップが目的ではないというが、ミールフェルドと冬に週6日のトレーニングを行うようになった結果、体重は軽く40ポンド(18.1kg)は増えた。メディシンボールも使っての冬のトレーニングで、体は大きく改造されたのだ。

「クリスとのトレーニングを始めた最初の年と比べると、体は確実に変わってきた。体の変化は毎年、実感している。トレーニングの成果だ。本当にハードにトレーニングしているし、私ほどハードに鍛えている野球選手はほとんどいないはずだ。11月から1月にかけての私のトレーニングは誰もが逃げ出したくなるような内容だ」

そう笑いながらいうプホルスだが、“さらに恐ろしい事実”は、このトレーニングがプレーに見事に活かされていることだ。昨年もキャリア最強の体をつくり上げてシーズン入りを果たし、4月の時点で本塁打14本を放ち、大リーグ新記録を築いた。最終的に自己最高となる49本の本塁打記録を樹立したが、大リーグでの6シーズン中、4シーズンで41本以上の本塁打を放っているのだ。


で、シーズン中は…

シーズンが始まっても、プホルスはウェイトトレーニングを継続する。量は大幅に減るが、ルーティンはほとんど同じだ。

「その日の状況に応じてレップ数、セット数を減らす。ワークアウト時間も2~3時間から20~40分に縮める。体を強く大きくするのはオフシーズンだ。シーズンが開幕してからは、トレーニング量が多すぎたり、重すぎるウェイトを使ったりすると、消耗してしまう」

162試合をこなし、しかも過酷な移動が続くシーズン中でも、プホルスはウェイトトレーニングを軽視しない。ウェイトに触らない日が連続で4日を超えることは決してないのだ。試合の終了時間がどんなに遅くても、必ずワークアウトを行う。クラブハウスでは最後まで残っていることも多い。妻ディードリーと3人の子ども(イザベラ、アルバート・ジュニア、ソフィア)が待つ自宅に戻るのは深夜0時をとっくに過ぎてからということもある。

しかしパワフルなプレーを続けるために役立つのなら、そんな深夜のトレーニングもプホルスには苦にならない。

「トレーニングには全力で取り組む。それが将来必ず活かされることがわかっているからだ。セントルイス・カージナルスには素晴らしいウェイトルームがあるし、ピート・プリンジのような素晴らしいトレーナーもいる。最高のパフォーマンスを引き出してくれるトレーナーだ」

プリンジはカージナルスのシーズン中のストレングス&コンディショニング担当トレーナーだ。

「プリンジのおかげでシーズンを通して力を発揮できる。私が活躍できたのも彼がいたからこそだ」


こんな感じだそうです。


まあ、何を信じるのかは自由ですので、あなたの判断材料にしてください。


では、また。




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