第3試合

「P's League2021」

Aブロック公式戦

10分1本勝負

△青木いつ希  対  真白優希△

(10分時間切れ引き分け)

青木4点、真白5点


今日の試合はどう見てもいつ希が勝つだろうと思っていた筈だ
っというか
真白の底がまったく分からない
当然勝って当たり前と云われる試合程難しい試合はない
勝つだけなら簡単なんだろうが
勝ち方までこだわってしまうと
プロレスは難しいっていうのが
この試合で分かった
あと、真白が未だにどんな選手か
よくは分かっていないのかもしれない
多分、相手からするとこの真白だけには負けたくはないと思う選手は多い筈
ひとつ言えるのは、相手が誰であろうが真白のスタイルは変わらないし
相手にビビる事はない
精神面はかなりタフだ
「宜しくお願いします」と真白
いつ希が大声で挨拶を返す
試合開始と同時に「来いよー」
いつも通り手を上げ挑発
これに対し片手で抑えに行くいつ希
パワーではいつ希が圧倒
腕の取り合いになり
真白も素早く取り返すが
いつ希も意地になって取り戻す
いつ希がヘッドロックに決めると
真白も取り返す
グイグイ絞り上げるといつ希が
真白を持ち上げ
コーナーに叩き付け
顔面を
踏み付けていく
タックルから
真白をロープに固定し背中に張り手
さらに走り込み
真白の背中にニードロップ
「もう一丁ー」っと再び走り
ダブルニードロップ
リング中央に引きずり込み
逆エビ固め
真白が耐えロープエスケープ
動けなくなった真白を起こし
フェースバスターから
ダブルニードロップ
さらにもう一度
コーナーに叩き付けて
真白の腰に
串刺しタックル連発
さらに担ぎ上げ
ボディースラムの体制から
真白が抜け出し
ヒザカックンから
ドロップキック
真白にしては珍しく、怒りの感情を出したドロップキックを
連発するが、これが中々いいドロップキックだった
カウント2
コーナーに上がり
「よっしゃー行くぞー」
っと掛け声をかけるが
いつ希が追い付き頭を叩く
そのまま真白を担ぎ上げて
リング中央に来たが
真白が暴れ逃れ
チョークスリーパーを決める
どうやらがっちり極まっていたようで
ロープエスケープにかなりの時間とスタミナを使ってしまったいつ希
ロープにもたれるとバックから
真白が串刺しドロップキック
フォールもカウント2
真白がコーナーに飛ばされ
串刺しバックエルボー
倒れた真白に
ボディープレス
カウント2
すかさず
逆エビ固めを極める
もう駄目かなって思ったが
何とかロープエスケープ
フラフラな真白をコーナーに叩き付け
串刺しラリアット
さらに追撃を狙ったが
真白がカウンターの一本背負い投げ
すかさず、キーロックを極め
絞り上げていく
これもがっちり極まって
中々逃れられず
ロープ際で真白が足を取り丸め込みはカウント2
切り返したいつ希がキーロックを掛けられたまま押さえ込みも
真白が技をカウント2解き
逆に真白がしつこく何度も押さえ込みもいつ希が何度も肩を挙げ凌ぐ
真白がエルボー
連打
受けきったいつ希が
重いエルボーを放ち
フィニッシュにいく
羽交い締めの体制から
STOを決め
万事休すかと思われたが
真白の肩が上がる
バックにまわり
ジャーマンスープレックスを狙うが
耐えた真白が切り返して
丸め込みもカウント2
残り時間が少なくなって来た
いつ希がラリアットを仕掛けるが
真白が切り返し逆さ押さえ込みを仕掛けるがいつ希が耐えた
真白がロープに振るが
動かずにいると
真白が目潰しから
丸め込みもカウント2
しつこく抑えるがいつ希の足がロープに掛かり
タイムアップ
まさかの時間切れ引き分けになってしまった


いつ希が手を差し出し真白が握る
健闘を称え合うのかと思ったら
いつ希が真白を攻撃
余程悔しかったのか?
うっぷんを晴らす様に暴れながら退場して行った
まさかの引き分け
試合時間10分だと仕留めるのは
中々難しいのかもしれない
あと、ガチ勝負だと
何気ない、チョークスリーパーやキーロックでもかなりのダメージを与える事が出来るんだと思った
真白さんのドロップキックが凄く良くなっていたのはびっくりした