EOS1DXとEF400mmF2.8・EXTENDER EF1.4×IIIとEF2×III | フォトグラファー瀬谷正弘のブログ

EOS1DXとEF400mmF2.8・EXTENDER EF1.4×IIIとEF2×III

 初めにお断りしておきますが、あくまで個人的な印象であること、EOS1DXに関してはまだ発売前ということもあり、正確な情報ではない部分もあるかもしれないことをご了承くださいね。また、短時間ということもあり、カメラの細かいセッティングやレンズの詳細な話しまではできないことをご理解ください。それと写真はノートリミングですが、小さいデータですから判断しにくいこともありますのでお願いします。

 
 さて、鈴鹿2&4でEOS1DX・EF400mmF2.8そしてEXTENDER EF1.4×IIIとEF2×IIIなどのテスト撮影をしてみた 。EOS1DXは発売が6月にずれ込んだが、実際のところどうなんだろう?と感じていた…そう、現場でお借りした機材はラインで生産されているものだということだったので安心して使えたし、結論からいえばまったく問題なかった。とくにEXTENDER EF1.4×IIIとEF2×IIIの組み合わせでは抜群の解像力とAFの追随性などに驚き、またEOS1DXの秒間12コマのシャッターにも正直ビックリした。実際のところは常にダーッと連写するわけではないが、これだけの連写性能があると間違いなく頼もしい…


 走りを撮るためにコースサイドに行ってみる。金曜日は400mmF2.8といつものEOS1D Mark IVの組み合わせで撮り出す。400mmF2.8そのものも新しいレンズは格段に性能があがり、重量も1.5kgも軽くなり、使い勝手はほんとによくなった。しかし、500mmで長い年月レースシーンを撮影してきたボクとしては焦点距離がやや短く感じたのだった。これは好みなのでレンズの性能とは関係ない。そう、6月に発売予定の新型500mmはどうなんだろう?と気になるところではある。


 しばらく400mmで撮ってみてその好感触が得られたところで、EXTENDER EF1.4×Ⅲを付けて焦点距離560mmで改めて覗いてみると、やはりこの焦点距離が自分に合ってると感じていた。まず気になるのがAFの動きだけど、シャッターを押さずに何度確認してみるが、その動きはとてもスムーズでなんの問題もなさそうな雰囲気だ。まあ、詳細的な内容は最終的にデータをPCで確認しないと何ともいえないが…とりあえず何人かのライダーを撮影し、カメラの液晶で拡大などしながら確認したところ、かなりの確率でピントがきてるではないか!シャープな感じもするしあとでPCで見るのが楽しみ。


 このときの撮影条件は、場所がヘアピン立ち上がりで天候が曇り、コントラストがなくイマイチな条件ではあった。それでもPCでデータを確認するとAFの性能やEXTENDER EF1.4×Ⅲの良さが画面から伝わって来るではないか、思わず画像をみながら唸っていた(笑)正直以前のEXTENDERだとここまでの画像はできないと思った。自分好みの天候や太陽光で撮ってみたいと思うのは当然だよね。


 土曜はいい天気に恵まれテストにはもってこいの条件になった。この日はEOS1DXをタップリテストできるだろう♪


  タイスケでいうと午後4時過ぎから2つ目のデグナーで撮り始めた。この時間帯ややベタ光気味だが光が下の方にあるのでそれほど陽炎の影響はなさそうな感じだった。ひとまずEXTENDER EF1.4×Ⅲから撮ってみる。画角的には好みの大きさだし、マシンのバンク角などもドンピシャだし、AFの
測拒ポイントをど真ん中にして撮りまくってみた。途中液晶で確認してみるが感触がいいので気をよくしていた(笑)連写もいちばん美味しいところを中心に前後でチャチャ、チャといったタイミングで3~4コマシャッターを切るんだけど秒間12コマの威力はすごい。ためらわずにシャッターが切れていくから、これでAFはOKなの?と思ったり…でも、それはあとでPCで確認するとほんとかよ!ってことになるのだった…


 その後立体交差の下に移動してデグナー立ち上がりを400m+EXTENDER EF2×IIIの組み合わせをテストしてみる。余談だがデグナー2つ目のコーナーリングスピードは 100数十キロでコーナーに進入し、80kmぐらいでコーナーを旋回して写真のあたりのポイントでおそらく150kmぐらいの速度になっているのではとライダーの須貝クンに確認した。そんなスピードで立ち上がってくるところを、400に2倍のEXだと画角は800mmになる。単純にファインダーに収めてシャッターを切るまでの時間はアッという間のできごとなのだ。そのタイミングで試しに3コマ連写してみた。すると1発目はややピントが甘い、でも2コマ目と3コマ目はバチッとピントがきてるではないか。その後何度か同じことやってみる。するとどうだ。 1コマ目はピントOK、2コマ目やや甘い、3コマ目4コマ目ピントバッチリと何度やっても同じような感じで撮影できたのだった。


 この確率の高さにはほんと驚いた。秒間12コマの連写でこれだけAFがちゃんと動いてピントがきて、色味や解像力などほんとに素晴らしく、ホントに2倍のEXを使ってるの?と誰もが思う画像なのだ。もちろん、400mm単独の解像力にはかなわないのだけど、相当いい画像なので編集者などに、なにもいわないで見せても多分分からないだろうと思う。


 予選も終わりメディアセンターで画像を改めてチェックしながら、その感触の良さに舌を巻いていた。機材の進化に改めて驚くと同時になんでも撮れそうな気分になってきたから思わず笑っていた。とはいえ、カメラ機材はとても大事だけど、撮るのは人間だし、作ったのも人間なのだ。そう考えていくと最後はやはり人なんだよなってこと。それを忘れず、多いにその機材の恩恵を性能を堪能していい作品が撮れればOKってことなんだと改めて感じたのだった。


 それにしても、EOS1DX期待以上であなどれないヤツ、だった。そう、脇役どころか主役といっても過言じゃないぞEXTENDER EF1.4×IIIとEF2×III ♪ この先が相当楽しみになってきた…

EOS1D Mark IVとNew400mmF2.8
画角がやや広いか…


EOS1D Mark IVとNew400mmF2.8そしてEXTENDER EF1.4×III
560mmだと画角的にちょうどいい。


このカットもEOS1D Mark IVとNew400mmF2.8
そしてEXTENDER EF1.4×III
ドン曇りで条件は最低だけど、EXの効果は抜群だった。



EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF2×IIIの組み合わせで800mm
決勝日朝のフリー走行をスプーンで撮ってみた。



決勝レース中の2コーナー。
EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF1.4×III
陽炎の影響が出やすい条件だったけど意外にOK。



3コーナーに向かう途中でスローシャッターで撮ってみる。
EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF1.4×III




決勝レースの2コーナー。
EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF1.4×III
路面とカメラ位置が同じようなアングルなので陽炎の影響が
気になった決勝だったがその影響もほとんどなくいい感じ。




デグナー2つ目の立ち上がりの立体交差下。
EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF2×IIIの組み合わせで800mm
よく見るとやや甘いピント。



EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF2×IIIの組み合わせで800mm
2コマ目はピントOK。



3コマ目もピントはバッチリ。
EOS1DXとNew400mmF2.8・EXTENDER EF2×IIIの組み合わせとは思えない
画像の出来具合にビックリした。




ピットで巧の表情をEOS1DXとEXTENDER EF2×IIIで撮ってみた。
800mmで1脚を使い撮影。
このサイズの写真だと分かりにくいが目のあたりをよく見ると
まつげ一本一本ピントがバッチリきている