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Takumi I

Takumi Imamura
今村 匠実

今年の夏だけで3回も金沢を訪れるとは思ってもみなかったが、何度行っても大好きな街。


菊川FCのU12の練習を担当させてもらったが、とても真面目で素直な子どもたちに、指導をしていて嬉しくなった。


最初は、質問をしても緊張して声を発しなかった子どもたちも、時間が経つにつれ、積極的に意見を言ったり、仲間とコミュニケーションをとったり、楽しそうにプレーしてくれた。


今回の指導のテーマは「サッカーを理解する」だったので、僕が教えている時だけでなく、僕が帰ってからも、子どもたちが、いろんな状況の中で、"自発的に正しいプレーを見つけられる"ように刺激を与えてあげたかった。


練習はスペイン式をベースに、日本の現状と年代、カテゴリー、レベルを見極めて、今村オリジナルのものを行った。


スペインってこんな練習するんですか?って聞かれるのだが、半分当たってて、半分違う。笑


全世界で見た練習を参考に変化させて、指導させてもらっている。


小学生までは、とにかくサッカーに熱中してもらえるように、コーチ側の工夫が必要で、次の試合が楽しみで仕方ない状態に子どもたちを導いてあげるのが理想だと思う。


菊川FCの皆様、ありがとうございました。


また今回は伺えませんでしたが、フェリースの皆様ともミーティングをさせてもらい、次回一緒にサッカーできることを楽しみにしています。







「ポプラの木には〜ポプラの葉〜♪」



中学生の時に合唱祭で歌った『名づけられた葉』の冒頭の一説だが、実際にポプラってどんな樹木?って聞かれても、正直見たことがなく、よくわからなかった。



ここスペイン北部、バスク州ビトリアは、州都で人口もそこそこいるにも関わらず、自然が多く、スペインの中でも静かで美しい都市のひとつだ。



残念なことに、僕がポプラを認識したのは、あたりが真っ白になるほどの白い綿のような花粉のせいで、目はかゆい、鼻水は止まらないという現象が起きて、「日本では花粉症になったことないのになぁ」と思って調べてみたところ、ヨーロッパではポプラの花粉が猛威を振るうとの情報を得たことで、綺麗な歌のイメージから、最悪の第一印象を植え付けられての初対面だった。



花粉症で外にも出たくない中、2022年5月、僕の所属するアーロデポルティーボというチームとの来期の契約交渉の場に出席した。



話し合いの場には、クラブのGM、監督、コーチ、マネージャーの4人が同席し、選手が一人一人呼ばれて、話をする。



「来年もタクがチームに残るとしたら、出番は少ない可能性がある。それはこれから良い選手が獲れればの話だがね。勘違いしないでほしいのは、タクが悪い選手、タクが悪い人間というわけではない。よくやってくれたし、君は良い人だよ。ただ、仕事として言うならば、我々が考える来シーズンやるゲームスタイルには合わない。わかってほしい。」



監督に第一声からはっきりそう伝えられた。



それもそのはず。



僕をスカウトしてくれた監督は、最後の8節を残して、解任となり、新しい監督とコーチ2人が来て、いきなり全く試合に出られなくなったからだ。



「既にクラブにオファーが届いている通り、君の移籍の手伝いはいくらでもするからな。いつでも言うんだぞ。」



という監督の言葉も何も耳に入らず、



「本当にありがとうございました。」



とだけ言って、社長室を後にした。



外に出て、帰る途中、ポプラのせいで目が潤むのか、クラブからの通達のせいで目が湿っているのか、わからなかった。



アーロデポルティーボは、1シーズン前に降格し、今のリーグにいるが、優勝して、昇格して、1年でスペインリーグ2部B (Segunda División B) に戻りたいクラブであったため、3部リーグ (Tercera División) の中では、圧倒的に上手い選手が集まっていた。



ほぼ全員がリーガのクラブのユースだったり、レアルマドリードのBチームからトップに上がれなかった選手だったり、カンプノウでメッシと対戦したことのある選手すらいた。



不運にも結果は出なかったが、チーム内の競争も激しく、毎回の練習は死に物狂いになってやらなければならず、すごく上手くなることができた反面、精神的には疲弊した。



キャプテンから、



「タク、チームに忠実なプレー、練習での取り組み、それ以外の時間でのプロフェッショナルとしての意識、みんな若いメンバーもそうであってほしいよ。アーロは君のことを忘れないよ。」



とのメッセージが唯一の心の救いだった。





夏休みを日本で過ごし、遠隔で地球の半周向こうの世界にある色んな可能性を探った。



スペインをはじめ、ヨーロッパ中、アジアやオセアニアも…。



オフ中、日本全国の子ども達に指導をする中で、サッカーをこよなく愛し、プレーするのが楽しい、上手くなりたい、勝ちたいと思う子ども達がたくさん存在し、それに関わる大人たちも物凄い情熱を持っていることを再認識した。



リサーチした結果、僕が来期上のリーグや良い条件でプレーできる環境は数知れずあった。



そのままアーロでプレーを続けて、ベンチスタートだけど、スタメンを狙って頑張る手もあった。



でも、もし僕が僕の指導者だったら、どの道を選ばせるだろうか。



ちゃんと試合に出て、熱中して、楽しめて、良い監督、良い仲間と喜べるチームにいくことで、今後の選手としての成長と、人間的成長、その後の指導者としてのキャリアに繋がる最適解を選ばせるのではないだろうか。




2019年3月に、



「残り10試合だけの助っ人としてうちに来てくれ。」



とわざわざ僕が働くアラベスの事務所まで来て、オファーをくれた監督がいた。



それ以降毎年オファーをくれ、



「チームの中心としてほしい。タクミが来れば絶対昇格を目指せるから。」



と、恒例の行事のように今年も電話をくれた。



一個下のカテゴリーにはなるが、メンバーを見てみると、奇跡的に僕と他のチームで以前一緒にプレーしたことのあるメンバーが多く、ベストメンバーを組んだら、そこそこやれるチームであることが判明し、「このチームで自分が全力を尽くして、主体的になって、昇格を勝ちとる」という目標ができた。



今期はこのナンクラレスCDというチームでプレーをする。



" 世界中どんな場所でも、どんな時でも、何歳からでも、努力次第で現状を好転させて、最高の瞬間を手に入れることができる。



それも、ポジティブに、主体性をもって、楽しみながら。 "



それを言わずとも伝えられる指導者になるべく、選手として、ナンクラレスでプレーをすることに決めた。




今、プレシーズンのラストの1週間で、今日は、まさかのアラベスの2軍との練習試合がある。



仕事で関わっているスタッフ、練習を分析している選手達が相手で、所縁のグランドで一戦を交えることがどんなものなのか、ちょっと楽しみだ。



きっと、



「なんでお前そっちにいるんだよー。裏切ったなー!!」



って、スペイン式の冗談が飛ぶことだろう。




さあダークホースとしてナンクラレスが優勝、昇格できるか、サッカー人としての手腕と頭脳が試される。







帰国して、日本滞在前半が過ぎた。


そりゃあもうピッチの中では見せない縦横無尽な運動量を見せ、24時間フル稼働で色んな方々にお会いさせていただいている。



昔、武井壮さんがマラガの海沿いでアイスを食べながら僕に言った"会うだけで幸せを与えられる人、いるだけでみんなが笑顔になる人"とはどんな人なのか、そんな問いへの答えを見つけるべく、近況報告を手土産に、大好きな人たちのお話を伺いに飛び回る毎夏季休暇。



今年は、出張サッカー指導のやり方を変え、1日だけのセッションではなく、1週間試合に向けてトレーニングを指導し、週末の試合で監督として指揮をとり、選手たちの成果を見るといった形式で、全国行脚予定。



明日から金沢→大阪→神戸→鹿児島→博多→東京→山形と周り、実家にしばらく戻らぬことになるが、絶対欠かさず毎日やるのが、自分自身のトレーニングで、走るか、筋トレするか、早朝だろうが、深夜だろうが、まだレモンサワーが抜けてない気がしようが、必ず来シーズンの選手としての契約に向けて身体は完璧に作る。



日本のどこかの街なかで、猛ダッシュしている人を見かけたらHola〜!! って声かけてみてほしい。


きっとスペイン帰りの風来坊だ。




長い1シーズンが終わり、上空8500mでコンフィデンスマンとスパイダーマンのどちらの映画を見ようか悩みながら、帰国中。


ロシア上空を通れないからして、すごく時間がかかっている気がするが、さすが日本の航空会社はサービスが抜群で、いつもより快適に雲の上にいる。



僕が所属したアーロ・デポルティーボというクラブにはとても感謝している。

自分なりに綿密な計画を立てて、シーズンの後半に好調になるようにトレーニングを積んだが、リーグ始め2ヶ月間の怪我と給料未払いによる主力選手たちの移籍、監督交代といった予想外のこともあり、願ったものは手に入らなかった。


でも、トップ選手たちだって期待とは裏腹に上手くいかなくて、もがくことは多いのだから、今年のベイル、マルセロ、セルヒオラモスよりも数字的には結果が出ている僕はまだマシなのかもしれない。


何より、最後にゴールやアシストを記録することができたことはきっと来シーズンに繋がるであろう。



スペイン人たちは、朝から晩まで、ずっと誰かとベタベタおしゃべりをする民族だ。

家族や友達、友達の家族、彼女の友達、彼氏のお兄ちゃん、親戚の親戚、近所の知人のいとこ… だいたいカフェに行くというと近しい人が全員ついて来て、トータル7,8人でテーブルを囲み、それぞれがユーモアを交えて勝手なことを喋っている。

自分の身の上話は、Barで隣になった人にも全部話す。



チームメイトとの関わりもそうで、「この前あそこ行ったぜ!」「今日仕事でこんなことがあって…」「昨日食べたあの店のご飯めっちゃ美味かった!」とか、ロッカールームでも練習中でも行き帰りの車の中でも、家族のように話をする。


正直聞いてるか聞いてないかはどうでもよくて、次の日には何を話したかなんて忘れてしまうから、また同じ話してるよってこともいっぱいあるけど、それくらいコミュニケーションの活発な人たちなのだ。



彼らが考える"Equipo(チーム)"とは、日本人には想像もつかないくらい"Family(家族)"であって、お互いを全部さらけ出して、『自己開示』することで、サッカー中も息が合い、信頼してプレーできる、と考えるのだ。


スペインサッカーを見れば、世界でも圧倒的な連携プレーの完成度であることは一目瞭然で、それはそんな文化と習性の中から育まれるものである。




そう考えると、自分自身のチームへの溶け込み方ももっと改善が必要なんだろうなぁ。










2位相手に一矢報いる今シーズン初ゴール✨




前節初アシスト、今節初ゴールと、終わりよければ全て良しの気持ちのこもったプレーができた。


最後は結局ユーティリティなところと、攻撃面が評価されて、前めのポジションが多かったが、それがナチュラルな自分でもある。


この試合は負けちゃって、試合後のロッカールームの雰囲気は暗かったけど、監督がこっそり、「良いゴールだったぞ。」と、にっこり伝えに来てくれた。


その他のチームメイトにも、おとなしく祝福してもらえ、1年が少し報われた気がした。




僕は、指導者で誰が好きかと聞かれたら、オシムって10年前から答えていた。



ウォーミングアップ前に、ニュース速報で、オシムさんが亡くなったことを知り、衝撃を受けたが、彼には本などの文字の中で、たくさんのことを学ばせてもらった。



一度お会いしてみたかったが、その夢も叶うことはなく、僕のゴールに変えて、感謝を伝えさせてもらった。


実は僕とオシムさんは誕生日が一緒で、それに気づいたのはわりと最近であるが、そんなことも含めて、改めて敬意を表したい。


サッカーのことはサッカーでしか返せない。

ピッチ上で起こる喜怒哀楽は、ピッチ外のそれとは全く関係がない。


感謝はグランドで。ボールと共に。

新監督になってから、競争が激化し、日々の練習すら合戦場と化す中、僕みたいな選手はどうやって練習に臨むのか?



起きてから寝るまで、いや、きっと寝てる間も含めて、24時間、試合に出るためには何をすべきかを考える。



会議中もパソコンで作業中も、運転している時も、食事中も、ずっとソワソワするものだ。



起床して、散歩して、ストレッチして、プロテインやサプリメント、栄養補給のタイミングもバッチリ、今日の練習でやるかもしれないトレーニングの予習と今まで監督の言った言葉の復習、選手とどうコミュニケーションをとるか、褒めるところ、交渉するところ、文句言われた時に言い返すこと、もちろん全部スペイン語で暗唱して、ラ・リーガの選手たちのプレーを見て、欧州で戦う日本人が何を考えて挑んでいるのかをチェックして、いざ練習に向かう。



練習にはみんなより早く行って、ジムで入念にアップをしておく。


ロッカールームに集まった時に、「みんな、こんにちは〜!!」っていつもの1.5倍大きな声で入り込む。「ん?」(どうしたんだろう)みたいな雰囲気を醸し出せたら一歩リード。



ポゼッション練習では監督が立っている近くにダッシュでポジションを取って、求められているプレーを必死でする。



日本語でも良いからとにかく声を出して喋る。



少しでもスキのあるトラップをする者がいたら身体を張って奪いにいく。



結果、今日の練習では監督から絶賛してもらえたし、自分でも上手くできた感がある。



逆に思い通りにいかなかった選手の絶望的な表情も真剣さの象徴だ。



ただ、こんな程度のことは当たり前にみんなやっていることで、僕も海外に出てからほぼ毎日この調子である。



だから上手くなる。



これだけ全集中すれば絶対成長するが、だからと言って、それでも試合に出られるかはわからない。



"努力は夢中に勝てない" を身を持って体験している気がする。


夢中になっている瞬間は自分がどんな状況かなんて全く覚えておらず、寝て起きた後に、そういえば昨日こんなプレーしたっけななんて思い出す。



天才が1%のひらめきと99%の努力から成るなら、僕は1%の勇気と99%の経験から次の道を切り開きたい。



アドレナリンMAXの練習後に、CLチェルシー対レアルマドリードでベンゼマがハットトリックするもんだから、わんさか盛り上がるBarで1人ココアを飲みながら文章も書けちゃうわけだ。



「あんた、張り切るのは良いけど、怪我はしないでよ」と心配されたけど、ごめん、足はあざだらけだわ母ちゃん😂



監督が代わるとどういうことが起きるのか?



新監督になって10日が過ぎた。


さて、僕やチームはどうなったかというと…



前監督は、オーガナイズやシステム作りが非常に上手く、実にスマートで綺麗なスタイルだった。



選手一人一人をリスペクトし、細かいことは選手の判断に任せた。


そのため、優勝候補と呼ばれるに相応しいメンバーとプレーのクオリティを見せたが、あとひとつ勝負弱く、そのサッカーをして、結局勝てないのかよと観客から大ブーイングを受け、退任となった。



新監督は、チームを立て直すべく、ミーティング1時間半、練習2時間半と気合い入りまくりで着任した。

情熱のある監督で、練習は至ってシンプルだが、かなりハード。

理屈はしっかりしているので、文句は出ないが、昨日の試合のハーフタイムは超絶激怒してホワイトボードが折れる、物は飛んでくる、言うことの聞かないやつは交代だと合計出場時間の最も長いキャプテンを怒鳴り散らして代えるという勢い。



さぁ選手たちの反応はどうか。


良くも悪くも見たままのことでしか判断できないスペイン人は、前の監督は結果が出なかったから、あんまり良くない監督、今の監督は、すごい声張って緊張感があるから良い監督なはず。


という、僕個人としては、本当か??と思うような意見が多い。



唯一の外国人である僕は、こういった場合、わからないことはリスクなので、未知数な選手は良かろうが悪かろうが使わないのが鉄則であり、案の定スタメンからは外されている。


ディフェンダーはひとつのミスが致命的になるので、昨日は後半にウイングとして出場した。


これは全くの予想通りで、2試合ベンチスタートの僕に、こっそり「続けるんだぞ」と言いにきた監督のフォローは気が利いていたと思う。


それがなければ、今度は不満が溜まり、チームに悪い分子になるからだ。



練習中、選手たちは以前のようなプレーを一切しない。

自分のアピールに必死なのだ。

人を罵り、チームのために走る選手はゼロ。

自分が目立つことしか考えなくなった。

おかげで、削り合いが多発し、日々の練習が戦争と化し、監督に自分の意見を話に行く選手で溢れ、これがスペインサッカー界か、と改めて思わされる。



つまり、全ての人がサッカーに人生を賭けているのだ。

一瞬でも自分の席を譲ったら、明日は終焉を迎えることを意味する。


スペインでプロサッカー選手になる、プロの指導者になるということは、綺麗なことなど微塵もない。




さぁ、日本がワールドカップで当たるスペインは、サッカーに対してそれだけの熱量を持っている国だ。



世界一の育成大国では、弱肉強食の超競争社会が存在し、一瞬たりともスキを見せられないのである。



「日本代表勝ったね!ワールドカップ出場おめでとう!!」

と、うちのチームメイトに祝われる中、僕がいつも考えてしまうのは、メンバーに選ばれかった選手や出場のなかったベンチの選手、前監督や前スタッフなど、各々の立場で、色んな想いが交錯しているのではないだろうかということだ。


誰もが勝って喜びたい。

それはきっと背水の陣であったオーストラリア代表も同じで、ホームの大歓声の中、後半最後の失点がどれだけ悔しかったかは計り知れない。


日本の至宝とされ、ラ・リーガでプレーする唯一の日本人、久保建英は、マジョルカからシドニーまでの長旅を強いられたが、ウォーミングアップのみで大一番を終え、喜びと複雑な心境を胸に秘め、自チームでの残留争いに闘志の矛先を向けるのではないだろうか。


時を同じくして、その久保の所属するマジョルカの監督が解任され、新監督に元日本代表のアギーレが就任したことが話題となったが、僕にはこの一連の出来事が非常に滑稽に見え、且つサッカーというスポーツのカオスさを感じる。


ヨーロッパのワールドカップ予選では、イタリアが敗退し、ベイルのスーパーゴール2発でウェールズが勝ち進むという衝撃的なニュースもあった。


そして、今日、僕の所属するチームの監督とコーチ陣が退任となった。

あの試合に勝っておけば、あのシュートが決まっていれば、あそこで一歩足が出ていれば…こんなことにはならなかったのではないか、そう自責の念に駆られる。


外国人にとって、異国での出会いは、超一期一会で、もしかしたら今日のミーティングでの監督の「さようなら。また会おう。」は、また会えるかもしれないけど、一生会えないかもしれないことを意味する。


どの日本人監督よりもレベルが高く、人間的にも優れた、温厚な監督だった。

彼の練習のオーガナイズはコンピューターのように見事であった。


1年間、信じてついていったチームのスタッフがほんの数分で、泡のように消えていなくなってしまう。

なんと厳しく残酷な世界だろう。


光があれば、影がある。

今日一日で、どれだけのフットボーラーが一喜一憂したであろうか。


サッカーは未来が不確定で、最も予測の難しいスポーツのひとつだからこそ、ピッチ内外で袖の振り合う人たちに対して、大切に接していきたいと強く思う。



今村匠実




仕事で試合の分析をし、趣味でもサッカーを見て、自分でもプレーして、指導して…


と、寝食忘れてサッカーに没頭する今村の欧州5大リーグ主観的イメージ。


もちろん、監督によっても、チームによっても、試合によっても、時期やグランド、天候によっても違いがあるため、


週に20試合以上観戦した中で、ただ率直に感じたことを超簡単にまとめる。


サッカー初心者には少し難しい言葉を使っているかも💦


ヨーロッパのリーグを観戦する時の参考くらいにはなるかな🤔と思う。






また、CLの結果でリーグのレベルを測ることは、半分当たっていて、半分当たっていない。


ドイツやフランスのように、上位数チームにスターが揃っていて、2,3チームがやたら強い場合や、スペインのように下位チームでも平気でバルサやレアルの足をすくいにかかれる場合もあるからだ。


なので、どこの国のリーグが1番強いとかは綿密なデータを示さなければ言及することはできない。






さて、僕の各国のリーグのイメージは、、、





(※ディフェンシブサード = Zone1 、ミッドフィールドサード = Zone2 、アタッキングサード = Zone3 、Zone2の自陣側 = Zone2a 、Zone2の相手陣側 = Zone2b とする。)






🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿プレミアリーグ(イングランド)

・選手の給料が非常に高いから、個の能力は飛び抜けて高い。

・選手同様、名将監督が集まるため、戦術レベルも上がってきているが、Zone1でビルドアップをした後、Zone2で強引に前進を好む。そのため、ドリブル、パス、コントロール、判断が少し雑に見え、中盤でのボールの奪い合いが激しくなる。インテンシティは高く、スピード感がある。

・DF陣のフィジカルレベルも高く、それでもゴールを狙いに行く攻撃陣のスピード、パワー、テクニックは相当すごい。

・中盤の選手がBox to Box (自陣のペナルティエリアから相手陣のペナルティエリア)を動き回り、攻守に貢献する時代から、両ボックス内に入っで仕事をし、時には遠目からロングシュートやミドルシュートを狙える能力すら求められる。

・個の能力に頼るあまり、前進を急ぎ、確率が少々低くてもゴールを狙いにいくため、チームとして緻密な戦術で攻めて、守って、という点では少し劣る。







🇩🇪ブンデスリーガ(ドイツ)

・上位数チームとそれ以外のチームのレベル差はかなりある。

・前3枚の攻撃力に頼るため、ウイングやセンターフォワードはタレントが多い。
特にサイドからの攻撃が多いため、サイドでの攻防(1:1、デュエル) は非常に重要視される。

・「ドイツといえばゲーゲンプレス‼︎」なんてイメージもあるが、チームとして連動してプレスをかけることができているチームはほとんどなく、ボール保持者もファーストDFも孤立しているため、どの局面においても1:1が作られることが多い。

・フィジカル的には非常に優れ、パワープレーはなり多い。日本人で活躍する選手は、それをかいくぐるテクニックやアジリティ、インテリジェンスを持っていて、タフさが求められる。

・チームで連動してカバーリングが行えていないことが多いため、1:1で相手をかわすことができれば、クロスを上げるスペースや余裕がある。だから、真ん中で競り合うFW、DF、GKはかなりハイレベル。(逆に中に枚数をかけるからサイドのカバーが手薄なのかもしれない。)







🇪🇸ラ・リーガ(スペイン)

・プレミアやドイツに比べ、クラブの資産がかなり少ないため、フィジカルや個人技に秀でたスーパーな選手が少なめ。(とは言っても全体的にちゃんとしたレベルはある。)

・選手のタレント性、個の能力に頼るよりも、チームとして戦う傾向がとても強い。変わった戦術や試合中のシステム変更など、選手に戦術理解力とインテリジェンスが求められる。サッカーの緻密さは無類のもので、非常に難易度の高いリーグ。

・育成大国であり、スペイン産の選手は高く売れ、育成年代の指導者のレベルも世界一。外国人を高いお金で買い、順応するのを待つよりも、自家製の選手や国内の選手に経験を積ませた方が使い勝手が良いことから、若いうちからスペインでプレーしていないと、活躍するまでにクビになることも多い。

・リーグレベルは1部と2部、2部Bまで、非常に僅差であり、一度降格すると昇格までに大変な労を要する。

・スペインはポゼッションサッカーが主流と思われがちだが、あくまでもパス回しは戦術の1つであり、サッカーの原理原則にのっとった合理的なプレー選択が最優先。カウンターやリトリートもキック&ラッシュも当然行うが、それらの全てのプレーモデルを理解し、いつでも発動させる状態にありながら、繋ぐなり、蹴るなりする点は他のリーグに見られない強み。

・スペインが他の国より秀でているのは実は守備の上手さである。







🇮🇹セリエA(イタリア)

・ルカクやイブラヒモビッチを始めとするストライカーとセンターバックの攻防がほぼ全て。

・最近ではポゼッション志向なチームやプレッシングの上手いチームも出てきているが、非常に稀なケースで、固く守って、FW頼みのサッカーは多く見られる。

・例えば4バックの場合、両センターバックと両サイドバックが最初に狙うのは、Zone1でボールを保持しながら相手のプレッシング回避をすることではなく、Zone2bにいるワントップにボールを入れることである。そのため、ロングボールやミドルパスは蹴れても、細かいテクニックは劣る選手が多く見受けられる。

・昔から言う、イタリアはカテナチオで、縦に早いという現象は未だに見られるが、そのためトップとセンターバックのフィジカル能力とゴールを決める能力は高い。サイドバックもセンターバックのような大柄な選手が多く、背負えるパワーのある選手とこぼれ球を器用にボールコントロールできる10番タイプの選手、しっかりと跳ね返す強靭な選手と守備意識の高いサイドや中盤の選手が絶対必要。







🇫🇷リーグ・アン(フランス)

・PSGと数チームを除く他のチームはどうしても個の能力もチーム力も劣ってしまうが、ここ最近、1番成長を遂げているのは間違いなくフランスリーグだと思う。クラブや国としての育成が体系かされ、お隣のスペインやドイツの良いところをたくさん吸収できている印象を受ける。

・超旬な選手が少ないだけで、優秀な若手や経験あるベテランも結構いる。そのため、戦術レベルが上がってきていて、ちゃんとサッカーを教わってプレーしているように見える。昔、松井大輔がいた頃のような、荒々しいスタイルのサッカーではなくなった。

・サッカー自体は体系化されてきているが、これといってフランスのサッカーというものがなく、スピード感、強度、迫力に欠け、他のリーグに高値で売るための経験の場と捉えているのだろうか。他の国からのレンタルも多い。

・すごく良いパスが出てくるわけではないのと、意外と戦術理解力が求められるこのリーグで、日本人がプレーするのは難しい気もする。少し中途半端。







🇯🇵Jリーグ(日本)

・世界から見ると日本のサッカーが特別であることに気づく。アジリティ能力が高く、ボールコントロールとドリブルやキックのフォームは格別に綺麗。

・意外とパスの本数が少なかったり、悪質なファールが多かったりと、上位、中位、下位でサッカーの質と戦術が大きく違う。

・ヨーロッパのリーグで起こる現象とJリーグで起こる現象が違うので、リーグのレベルや選手が他のリーグでどのくらい通じるかを判断することが難しい。

・フィジカル面、パススピード、守備意識の部分で欧州との差が見られるので、例えば2021年J1開幕ゴールの形のような、ゆったりとした崩しとトリッキーなパスが国内でしか通じない世界的には特別なものである。日本では結構多く見られ、日本特有の美しい形とも言える。

・サイドでのドリブルテクニックやシュート精度は非常に高いレベルにある。タレントはいるので、欧州のスカウトの目には面白く映るはず。

・戦術的攻防が少なく、チームプレーの捉え方が違う。









欧州5大リーグ + Jリーグ の感想をまとめてみたが、僕が毎日色んなリーグを見てみて、ぼんやりとこのような傾向があるのではないか、と考えたに過ぎず、客観的なエビデンスは存在しないため、ただのイメージであることを御理解いただきたい。




それにしても、DAZNやフリーサイトで世界中のリーグを見られる幸せったらない🤩🤩










Takumi

日本食レストランやるよ!って言ったら、想像以上にたくさんのメッセージを頂き、誰一人として否定的な人はおらず、皆様に応援してもらえて嬉しい限りです!!


昔から本当に周りの方々に恵まれています^ ^




経緯を説明すると、まずオープンは今夏を目標に準備しています。



なぜ、日本食レストランなのか?


海外を転々とする中で1番身に付いたものは、サッカーの能力云々以上に「どこででも生き抜く力」だと思います。


毎日の自炊も今まで家庭科で習ったオムレツと野菜炒めしかできなかったことを考えると、最も成長したのは料理ができるようになったことかもしれません。





異国で悩むことも多い中、レストランで美味しいものを食べて、ストレス発散になったことが何度あるかわかりません。留学生あるあるだと思います。




本当に各国の飲食店の方々にはお世話になりました。


カウンターで店主とお話しながらたべる唐揚げ丼、疲れて帰ってきたおれを見かねてサービスしてくれた韓国人夫婦のビビンバ、サッカーを見ながらバルで食べた大きいパエリア、こんな御時世でもみんな元気かなぁ?なんていつも考えます。




それだけ飲食業は直接幸せを与える素敵な職業だと思います。


個人的には怪我をした時に毎度お世話になる接骨院の先生も同様に素敵に思います。




日本人による日本食レストランが1つもないこの県で、現地の子供たちが「ナルトが食べてる味噌ラーメン食べてみたい!」とか、「日本語勉強して日本語でワンピースを見たい!」とか、「いつか渋谷とか原宿とか京都とか行ってみたい!」なんて声が多々聞こえます。





もし、ここビトリアに日本を体験できる施設があったら面白くないですか?


その空間に入ったら、家族で1万キロ離れた日本に来た気分になって、食事をして帰ることができたら、もう"どこでもドア"じゃん♪って夢を膨らませました。





今後、僕が一生スペインサッカーを学ぶためにも、全ての方々に感謝の意を込めて、このプロジェクトを遂行したいです。





飲食関係は知っての通り、ど初心者です。笑
どうかアドバイスを頂けたらと思っています。






Takumi