プロポーズ―propose。申し込むこと。特に、結婚の申し込みをすること。求婚。
プロポーズが1回しかないなんて、僕にとってはあまりにも酷なことだ。
長い間つき合ってきて、たった1回のチャンスで思いを伝えるなんてさすがに僕にはできそうもない。
プロポーズという言葉から、僕はすぐあのドラマを思い出しています。
「101回目のプロポーズ」。
さえないロン毛が、好きな女性にプロポーズするために、わざわざ車の前に飛び出し、交通渋滞を巻き起こしてまで「僕は死にましぇん」とはた迷惑な不死身っぷりを披露するあのドラマだ。
残念ながら、僕は不死身ではありません。
残念ながら、僕は交通渋滞は巻き起こせません。
残念ながら、僕はもうロン毛ではないのです。
でも、長い間彼女(正確にはこれを読ませたいあなた一人)を好きでいるし、僕はそろそろ彼女との約束を守りたいと思っている。
あともう少しで、僕は30歳になる。
彼女は僕よりちょっと先に30歳になる。
何故、この30歳が人生のターニングポイントとして位置付けられているのかはよくわからない。
でも、ずっと何かを書きたいと思っていて、優柔不断で何も書き上げられない僕(それでも小説家になることに憧れてはいる)だが、彼女へのこうした思いは書き上げていくことができそうだ。
思いは「101回目のプロポーズ」的に。
だから、「101回分のプロポーズ」的なものを彼女に。
そして、「101回分のプロポーズ」的な思いだとか、愛だとか、お願いとか夢とか、思い出を出し切ったなら、これを本にして彼女の誕生日前に渡すこととしよう。
うん、キータッチは各駅停車。どこで、どんなふうに止まるかわからないし、雨だったり、風だったりするとそれだけプロポーズまでの時間は送れてしまうけれども、必ず彼女へ僕という列車は辿り付く。
まずは、1回目のプロポーズ。
「これまで、ずっと好きです」