海外不動産投資の手順、3つめ「物件情報取得」について説明します。

 

【インターネット検索】

国内不動産と違って海外不動産は個人の行動力でカバーするには範囲が広すぎるため、

まずは、投資計画作成市況分析で出た大まかな方向性を元に、インターネットを通して情報収集します。

 

インターネットでは物件概要書によるスクリーニングと、絞り込んだ物件の条件比較を行ないます。ただし、海外不動産のデメリットでも説明したように、日本向けの情報量も質も十分ではありませんので、条件に合うものが見つからなければ、英語圏向けのウェブサイトに調査対象を広げたり、いい物件ではなく、いい不動産会社探しに切り替えたりする必要があります。

 

 

 

【不動産会社問い合わせ】

不動産会社に問い合わせるときは、投資計画と投資物件タイプを伝えて、インターネットに掲載されていない類似物件を紹介してもらうようにすれば、営業トークや不要な大量の情報に飲み込まれることなく、スムーズな情報取得ができます。

 

良い不動産会社かどうかは、対応のきめ細やかかどうかや、日本にオフィスがあることではありません。大事なのは、投資家目線を持っているかどうかです。

 

高い費用をかけて東京の一等地にオフィスを構えて、きれいなパンフレットに書いてある不動産をあの手この手で売り込む不動産会社は、総じて投資家目線には立っていません。

その国と地域の投資市場と賃貸市場についてどれだけ知っているか、手持ちの物件の良し悪しをどれだけ知っているかを、不動産会社の良し悪しの判断基準にしましょう。

 

そのためにも、投資計画作成市況分析の下準備を行ない、投資家自身が投資家目線に立って物事を判断できるようになる必要があります。

 

仕事を依頼するのが、会社規模が小さいけれど日本人に限らず外国人投資家の対応経験が豊富な海外現地の不動産会社でもいいわけです。そして往々にしてそのほうが情報が早く、仲介料も安く、細かいトラブル処理はきれいにやってくれます。

 

 

 

【投資セミナーと視察ツアー】

海外不動産投資セミナーは有料無料問わず、大都市で連日のように開催されていますが、

期待値が低いため参加の必要はありません。

中には有益なノウハウが聞けたり、投資仲間ができて思わぬ有益な情報提供を受けたりすることがありますが、ラッキーパンチにすぎません。

良い不動産会社との付き合いを一日でも早く始めたほうが、安定して良質な情報を得られるだけでなく、成功体験に大きく近づくことができます。

 

 

視察ツアーには、ラッキーパンチすらないことを理解すべきです。

海外旅行特有の開放感とディナー交流会の集団心理が働く環境で、

都合のいい収益シミュレーションを見せられてお金に目がくらんで、契約してしまう例は枚挙にいとまがありません。海外投資にリタイア後の夢を乗せて失敗する典型例です。

押しが弱いといわれたことがある人や、感情的になりやすい自覚がある人は、

特に注意が必要です。

 

 

【物件下見】

付き合えそうな不動産会社から条件に合いそうな物件を紹介されたら、

初めて海外不動産投資する場合はできるだけいくつか下見をするようにしましょう。
 

周辺環境、建物外観、共用設備、室内環境、管理体制の順番でチェックリストを作成して、

自分がその物件に長く住んでみたいかどうか生活者の視点に立ってチェックするとよいです。
違和感や不便な点は無視せずに記録しておきましょう。

 

 

時間に余裕があって、現地の不動産会社も同時に訪問できれば、会社の雰囲気や専門性を知るいいきっかけになります。

 

おつきあいする不動産会社が決まり、投資候補物件も絞り込めれば、

いよいよ契約締結、

 

 

と行きたいところですが、その前に念のため、

投資期間や売却方法、税金も加味して少し詳しく収支計算しておきましょう。

 

次回詳しく説明します。

 

 

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