またぞろ、シード校制を敷け、という議論が出てきている。
わからんでもない。
今日の4試合。
中京 - 広陵
横浜 - 秀学館
興南 - 智弁和歌山
大阪桐蔭 - 米子松蔭
8校中4校が春夏連覇経験、残りの内2校も夏優勝経験。
秀学館も、今大会は優勝候補の一角。
たしかに、強豪が集まりすぎ。
だけど、そもそもセンバツと違って、夏の甲子園は都道府県を単位とした歪な予選をやっていることこそが問題。
予選突破の難易度が都道府県によってかなりまちまちであるために、甲子園出場校の中でもかなり力量に差が出てしまう。
たとえば大阪桐蔭は189校の代表で、米子松蔭は25校の代表。
189校の代表といえば、鳥取+島根+岡山+山口(計184校)以上を勝ち抜いてきたことになるのだから、ある意味、強くてあたりまえ。
逆に言えば、米子松蔭は、大阪大会ではベスト8がやっと、ぐらいの力しかなくても当然、ということになる。
単純に数字だけでも、つまり地域ごとのレベル差を無視しても、これだけの差がある。
この歪な予選制度を放置したまんまでシード制をやるなんてのは、ちょっと話が違うんじゃないかな、と思うわけだ。