ヨーロッパの国々が高緯度に位置するわりには気候は温暖だと、中学校でも習う。
曰わく、イギリスは北海道ほど寒くない、など。
それは、メキシコ湾流から名前を変えた暖流、北大西洋海流の暖かさを偏西風が運ぶせい。
きわめて特異な地理的条件に支えられて、ヨーロッパの人々の生活は成り立っている。
で。
脱CO2原理主義者たちは、地球が温暖化するとこの北大西洋海流が消滅し、ヨーロッパはかえって寒冷化すると主張する。
温暖化することは地球全体で見れば、あるいは地球の生態系全体にとっては、明らかにデメリットよりもメリットのほうが多いのに、ヨーロッパのためにCO2出すなとか、勝手なことを言う。
ツバルが、とか、北極の白熊が、とかわけのわからんことを喚きながら、ヨーロッパのエゴを押し通そうとする。
しょうがないじゃん。
北(高緯度)にあるんだから、寒くて当然だろ。
どうしてもCO2を減らして欲しいなら、そのせいで発生するコストとか経済成長抑制分、カネ出すからやってくれって頭下げて頼むのが筋ってもの。
何が悲しくては、日本みたいな省エネ最先進国が排出権とか買わされるんだよ。
わけわかんね。
百万歩譲って、「地球がほんとに温暖化しているのかどうかは、よくわからない」「仮に温暖化しているとして、それがCO2のせいだかどうだかよくわからない」「仮に温暖化がCO2のせいだとして、排出を抑制しても温暖化に歯止めをかけられるかどうかわからない」ってことに目をつぶったとしても、それでも温暖化騒ぎはタチが悪すぎる。
2週間も続けてこんな大雪が降ってるっていうのにさ。