R水素、というのがある。
Renewableな水素のことなんだとか。
具体的に言うと、太陽光発電とか、「再生可能エネルギー」とやらで発電する。
その電力で、水を酸素と水素に分離する。
この水素を、一種のエネルギーとして貯蔵する。
で、たとえば燃料電池車で、そのR水素と空気中の酸素を結びつけで、電力を得る。
それが、R水素。
自然エネルギーを、水素のかたちで保存する。
愚の骨頂。
太陽光発電のような微少電力は、水素のかたちになんかしなくても、いくらでも蓄電の方法はある。
水素化するために、ムダな変換ロスを生じるだけ。
自然エネルギーは、そのまま蓄電するのが、効率的。
逆に。
蓄電池で貯蔵できないような大電力は、自然エネルギーからは生じることはありえず、水素のかたちで仮に貯蔵したとしても、それはもはや、R水素ではない。
なので、有用なR水素などというものは、この世に存在しない。
EM菌なんかと似たようなものだね。